ブルガリアワインについてはすでに何度も紹介してきていますが、今回は、同じ品種、同じヴィンテージのワインを、生産者違いで飲み比べしました。
プライベート飲みです。
プライベートで家飲みする場合、一度に2本を開けてひとりで飲む、というのはかなりの贅沢(笑)
ちょうどいいタイミングで、友人宅での持ち寄りワイン会が先週末にあったので、そこに持参して、皆で飲み比べをしてもらいました。
今回のテーマは、ブルガリアの土着品種「Mavrud ー マブルッド」飲み比べ
ブルガリアーバルカン半島で栽培されている黒ブドウ品種で、色の濃い、タンニンがしっかりし、凝縮感のあるワインをつくる、とされています。
ちょうど、2019年ヴィンテージのワインが2本揃いました
左)ROSS-IDI Mavrud 2019
右)KATARZYNA Mavrud 2019
ロシディはこのところ私が推しているブルガリアワインの若い生産者。
カタルジーナは日本に上陸して約10年で、当時は新しい注目生産者として紹介しましたが、今やブルガリアワインの定評ある造り手となりました。
いずれの生産者も以前に何度も紹介しています。
記事のURLを下に貼り付けますので、興味ある方は覗いてみてください。
2本のマヴルッドは、色からしても違いました。
ロシディ(右)のワインは色が明るく、カタルジーナ(左)は非常に濃く黒っぽい色調です。
口にすると、ロシディは果実のみずみずしさが残るチャーミングな味わいで、フラワリーなニュアンスがあり、軽やかで繊細なミディアムフルボディタイプ。
カタルジーナは凝縮感のある果実味と豊富ながらよく溶け込んだタンニンが感じられ、複雑味があり、熟成感が出て、濃厚で厚みのあるフルボディ。
同じブルガリアのワインで、品種もヴィンテージも同じなのに、味わいがここまで違うとは!
カタルジーナはの方はワイナリーのマヴルッドの最上級キュヴェで、樽で10カ月熟成させていています。アルコール度数は14.5%。
ロシディのマヴルッドは樹齢45年。こちらはフレンチオーク樽で12カ月熟成、アルコール度数13.5%。
カタルジーナは、8年ほど前にドイツの展示会Proweinで生産者に会う機会がありました。
(その時の写真です)
わたしも10年以上カタルジーナを飲んできていますが、この10年で、ワインのクオリティがグンと上がり、口なじみがよりよくなってきたように感じます。
新進気鋭のロシディも、この先10年でどんなふうに進化するのだろうかと期待しています。
ロシディにもそのうち会える機会があることを祈りつつ…
[参考]
ROSS-IDI
ゲヴュルツトラミネール100%のオレンジワイン@ブルガリアNO.1ワイナリー?
https://blog.goo.ne.jp/may_w/e/5f99e67f8235148e8fb6761f1932b6f9
この生産者のワインはどれも素晴らしい!ーロシディ@GWに飲んだワイン
https://blog.goo.ne.jp/may_w/e/ca19440b25390eb394417e142ee76433
もうひとつのルビンのワイン@ブルガリア
https://blog.goo.ne.jp/may_w/e/d1adf551b8e9c0488c9f7e0121c93755
KATARZYNA
白ワイン好きにオススメしたい新ブルガリアワイン
https://blog.goo.ne.jp/may_w/e/12175581e0d6d368affb055bc84bbb50
審査会で高評価!実力派のブルガリアワイン
https://blog.goo.ne.jp/may_w/e/2f111b923b776b0decd28ec628338cab
ブルガリアの新世代ワイン「カタルジーナ」日本初登場
https://blog.goo.ne.jp/may_w/e/79faa6513978061630e4f36f1ed089fe
※輸入元:トラキアトレーディング
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