過日の試飲会で飲んでおいしかったワインをピックアップします。
今回はシャンパーニュ
左)Champagne André Chemin Brut Tradition NV
(France, Champagne)
シャンパーニュという名前だけでお金を払う人が多いので、強気の価格設定をしているものが多々ありますが、このアンドレ・シュマン ブリュット トラディションは価格に対して中身がよくできているお買い得品だと思います。
ピノ・ノワール100%の白のシャンパーニュです。
アンドレ・シュマンはモンターニュ・ド・ランス地区、ランスから10kmほど南西に位置するサシー村(Sacy)の家族経営ワイナリーです。
1948年創業で、ワイナリーとしては3代目ですが、ブドウ栽培家としては7代目になるようです。
ワイナリー初代(現当主の祖父)がアンドレさんだったので、「André Chemin(アンドレ・シュマン)」と名付けられました。
サシー村は1er Cruの格付けがされています。
最近、シャンパーニュを試飲してガッカリすることが多く、これも期待をしないで試飲しました。
ん?おいしい
うまみ、コクがあり、にじむような酸があり、バターやブリュレのニュアンスのある、熟成感のあるまろやかな味わいです。
満足度が高く、飲みごたえ、ボディがあり、価格を見たらカリテ・プリ!
カリテ(QUALITE)・プリ(PRIX)は、”お値段以上”、の意味。
瓶内二次熟成期間は最低3年+半年
ドサージュは6g/L
アルコール度数12%
このキュヴェは、Decanter World Wine Awards 2019で97点の評価を受け、Platinum Medalを獲得しています。
私がおいしいと思っただけでなく、デカンター誌で高評価されていますから、間違いのない味わいです(笑)
参考上代は6,500円(税抜)
他の生産者なら、倍の価格設定をするんじゃないでしょうか。
食中酒としてもしっかり楽しめるシャンパーニュだと思います。
最初の画像の右側は André Chemin Cuvee Rose NV
ピノ・ノワール74%、シャルドネ18%、コトー・シャンプノワ(ピノ・ノワールでつくる赤ワイン)8%という構成のロゼ・シャンパーニュ。
こちらはDecanter World Wine Awards 2020で95点を獲得。
味わい的には、ブリュット・トラディションよりも繊細で、ピュアな赤い果実味とフレッシュな酸がイキイキと感じられました。
春から初夏、これからの季節にクールに飲めそうでしょうか。
ロゼの参考上代は7,500円(税抜)
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