食と飲料の国内最大級展示会「FOODEX JAPAN 2023」が、今年から東京ビッグサイトに場所を移して、3月7日から10日まで開催されています。
コロナの影響で、海外の出展者を迎えて開催するのは4年ぶり?
私もしばらく足が遠のいていましたが、久し振りに出かけてきました。
今回はあまり時間が取れず、本日は2時間のみ。
セミナーも受けたので、見て回れる時間がほとんどなかったのですが、初出展というフランスの生産者のブースに立ち寄りました。
バスク地方で色々な飲料を生産している「EGARRI」エガリ。
バスクはフランスとスペインにまたがっている地域なので、フランスブースなのに、スペインのバスク地方のチャコリワインもありました。
現在の国の国境に関わらず、「バスク」地方、にこだわっているユニークな生産者です。
並んでいるワインの中に、AOC Irouléguy(イルレギ)の赤ワインがあり、従来のバスクのイメージと違う雰囲気のラベルに興味を惹かれ、飲んでみました。
Ama Lur Iparra rouge 2019 EGARRI (France ,AOC Irouléguy)
フランスバスクのイルレギの赤ワインというと、色濃く、果実味もタンニンも濃く、ガツンと重厚なものが多い、というイメージを多く持たれてきたかと思います。
なので、このブルー系のラベルは、従来のイメージと乖離してるんじゃ? とまず思ったのが正直な感想です。
色に黒みはなく、思ったより明るめ。
香りは、野ばら、スミレ、重くないスパイス。
飲んでみると、チャーミングな果実味とまだフレッシュな酸が残り、洗練されたエレガントな味わい。軽快さも感じます。
従来のイルレギの赤ワインなら、牛肉のローストや肉と豆の煮込み料理カスレなど、しっかりした料理を思い浮かべますが、このワインならもう少し軽めのジューシーなローストビーフなんかが合いそう?
ブドウ品種は、この土地らしいタナ50%、カベルネ・フラン40%、カベルネ・ソーヴィニヨン10%という構成です。
カベルネ・フランがシュッとした感じを出しているでしょうか。
アルコール度数は13.5%
ブルー系のラベルといい、私が持っていたイルレギのイメージをすっかり変えました。
今らしい、といえば、そうなんでしょうかしらね。
ワイン名の「Ama Lur」はバスク語で、「母 地球」?
キュヴェ名の「Iparra」もバスク語で、「北」?(調べてみました)
紹介してくれたのは若い女性スタッフ。
彼女の名前もバスク風で、隣にいた上司(男性)もバスク名だそう。
バスク人であることに誇りを持っているようでした。
※日本未輸入(輸入元募集中)
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