ワインな ささやき

ワインジャーナリスト “綿引まゆみ” (Mayumi Watabiki) の公式ブログ

日本ワインも多彩になってきました

2023-10-04 23:41:11 | ワイン&酒

先月、日本ワインのこじんまりとした試飲会が9月に都内で開催され、参加してきました。

 

まずは、山梨県勝沼の岩崎醸造から。

「ホンジョーワイン」で知られるワイナリーで、現社長は若手の白石壮真さん。

甲州種のワインが多く、スティルの辛口白のほか、甲州のスパークリング、かもしでオレンジに仕上げた「シャトー・ホンジョー 甲州かもしアンティーク2021」スパークリングオレンジ「祝 甲州スパークリング甲州かもし(オレンジ泡」もあり、バリエーション豊か(各2700円)

 

興味惹かれたのは、甲斐ノワールの赤ワイン「シャトー・ホンジョー 甲斐ノワール 雪を友にて2021」(3,000円)

 

 

甲斐ノワールは、ブラッククイーンとカベルネ・ソーヴィニヨンの交配品種で、山梨県で生まれました。

少し野性味のあるイキイキとした果実味と酸、スパイシーな風味があり、欧州品種にはない個性が感じられました。

日本のブドウ品種は、甲州やマスカット・ベーリーAが有名ですが、黒ブドウならブラッククイーン、甲斐ノワールなどもあるので、こうした品種を飲んでいくのも楽しいと思います。

 

 

試飲会場にブドウを持参していました。

奥のブドウが「甲斐ノワール」だそうです。

 

 

瀬戸内醸造所(広島県三原市)

 

 

「三原ソーヴィニヨン・ブラン セミヨン キュヴェRocto 2022」(3200円)がユニーク。

ソーヴィニヨン臭くなく、とてもエレガント。

 

 

「竹原 キャンベル・アーリー2022(ロゼ泡)」3200円も日本的でよかったです。

 

 

パッケージもシンプルでわかりやすく、インバウンド客にも好まれそう。

 

 

今年の広島サミットの晩餐で提供された、と聞きました。

 

 

ほかには・・・

サンサンワイナリー(長野県塩尻市)の

ナイアガラを風味よくかつスッキリドライに仕上げた「ナイアガラスパークリングドライ2022」2,200円、「サンサン ナイアガラ 2022」1600円が興味深かったです。

ヴィオニエをブレンドした「シャルドネ&ヴィオニエ 2021」3400円も要注目。

 

ほかにもありましたが、今回はひとまずこのあたりで。

 


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