杯が乾くまで

鈴木真弓(コピーライター/しずおか地酒研究会)の取材日記

エンドロールは愛の証し

2008-08-25 17:23:47 | 吟醸王国しずおか

 能登の撮影から戻り、31日に試写を行う有楽町の外国特派員協会で機材チェックを済ませ、帰宅してから、締切りオーバーで催促が来た原稿をバタバタと書き上げたら、なんと、首が回らなくなりました。

 能登では「開運」杜氏・波瀬正吉さんのお宅で調子に乗って呑み過ぎ、夜、民宿で仰向けにひっくり返って後頭部を打ったので、打ちどころが悪かったかなぁと不安になりましたが、いつも行くマッサージ屋さんで見てもらったら、小さなタンコブと、岩盤のように硬直した肩こりと首こりのせいとわかり、ひと安心・・・。とりあえず昨日(24日)は一日、家でストレッチなどをして安静に過ごしました。樹木医の塚本こなみさんにいただいた肩こり鎮静剤(以前、こなみさんがコマーシャル出演されていた湧永製薬の塗り薬)を2晩続けて塗ったら、ずいぶん楽になりました。すっごいヒリヒリするけど、効く~って感じ!

 

 家でパイロット版の最終チェックをしていたら、エンドロールで企画協力者と撮影協力者の名前がゴッソリ抜け落ちていたのに気づき、大慌て。映像製作委員会のみなさんのお名前は、間違いや記載漏れがあってはいけないと、さんざん繰り返しチェックしたんですが、肝心の制作協力者の名前がすっかり頭から抜けていました…(反省)。

 思えば、昨年5月の『朝鮮通信使』完成披露上映会の前も、エンドロールの校正にさんざん悩まされました。膨大な撮影協力施設名、史料提供者、企画協力者の名前に漢字のミステイクがあったのを、上映会前日まで気づかなかったりして、現場を混乱させてしまいました。

 撮影にあたって外部との折衝はほとんど私一人でやっていたので、エンドロールの表記ミスのあるなしが判るのも、私しかいません。チームで仕事をするとき、こういう状況ってよくないですね。大きな反省点にしたつもりでしたが、今回も同じ轍を踏みそう・・・。

 

 

 それにしても、ひとりで思いついた映画づくりが、エンドロールに何人もの方の名前を載せるまでになったなんて感慨ひとしおです。

 お一人お一人の名前は、静岡の酒に対する愛情の証しです。この作品に協力の意思がない蔵元や酒販業者さんも、地酒を愛する人がこれだけいるってことを感じて、日々のお仕事の励みにしてほしいな。

 

 

 

 

◆『吟醸王国しずおか』予告パイロット版試写会のお知らせ

20081月から6月まで撮影した一部を仮編集した予告パイロット版をいち早くご覧いただき、制作過程のご報告と、会員増強を目指す試写会を開催いたします。<入場無料、要予約>

○日時 830日(土) 1回目上映1730分 2回目1830分 3回目1930

○会場 静岡市クリエーター支援センター 3階プレゼンテーションルーム(静岡市葵区追手町416 TEL 054-205-4759  *静岡県庁南隣、旧青葉小学校)

○申込み しずおか地酒研究会(鈴木真弓) msj@quartz.ocn.ne.jp

*席数に限りのある試写ルームですので、必ず事前にご希望の回のご予約をお願いいたします。

 

 

◆『吟醸王国しずおかの軌跡~静岡酒のドキュメンタリー映画、間もなく完成、予告編を東京初上映』開催!

静岡県清酒鑑評会審査員としておなじみ・日本酒ジャーナリストで日本酒輸出協会理事長の松崎晴雄さんと、名著「日本の大吟醸」「杜氏という仕事」でおなじみ・エッセイスト藤田千恵子さんが、静岡吟醸への熱いエールを込め、予告パイロット版試写を兼ねたセミナー&パーティーを企画してくださいました。静岡酒だけをテーマにした松崎&藤田両氏の貴重な講話と、吟醸王国しずおか映像製作委員会会員の蔵元8社の銘酒&日本外国特派員協会パーティーホール自慢の多国籍料理が楽しめるスペシャル企画。首都圏在住の静岡酒ファンにぜひお声かけをくださいませ!

○日時 8月31日(日) 16時開場 16時30分開演 第1部セミナー&試写会、第2部パーティー(20時終了予定)

○会場 日本外国特派員協会(東京都千代田区有楽町1-7-1 有楽町電気ビル北館20階 TEL 03-3211-3161 *JR有楽町日比谷口前)

○会費 8000円

○申込み 日本酒市民講座(松崎晴雄)TEL 03-3260-5959  FAX 03-3260-5981 kikisake@dream.com