次は弘明寺駅(ぐみょうじ)で下車します。お寺と同名の駅です。
京浜急行の「快特」はスピードも結構出ていて途中駅で普通列車を豪快に追い抜いて行くので前面で見ていると楽しい。
それに新幹線と同じ広軌なので安定感があります。
さて弘明寺(ぐみょうじ)です。坂東観音霊場14番札所です。
駅を降りて右にお寺の屋根を見ながら下って行きます。坂を下ってまた登るのかと思っていたらその通りでした。
仁王門からすぐに階段。本堂はちょうど駅の裏側ぐらいです。
日本の神社仏閣はどこに行っても長い階段がつきものです。
会社をリタイアしてからお寺など含めて観光地に行こうと思ったら普段からの体力造りが大切のようです。
本堂は1766年に再建されたものです。
最初は1044年光慧上人により本堂が建立され開山されたそうです。
聖天堂
弘法大師が回国の際、この地に不思議な力を感じて、大聖歓喜天を彫り安置し、一千座の護摩を焚いて庶民の幸福を祈願したといわれています。
仁王門のわきに鎮座しているお地蔵様。赤の帽子?が綺麗です。
さて次は金沢文庫駅で下車、称名寺に行ってみました。
駅からシーサイドラインの柴口行きのバスも出ていますが歩いてみました。15分位です。
朱塗りの赤門が見えました。
早速境内に入ってみましょう。
仁王門です。お寺の配置はどこも同じようです。
この辺りは桜並木が続いていて春に来たら素晴らしいかなと思いました。
仁王門横の通用口から入ると阿字ヶ池が広がります。
中之島、反橋、平橋を配置した「浄土庭園」だそうです。
ご隠居は若い頃極楽トンボと言われていましたが極楽浄土には縁がなさそうですので次に行きましょう。
金堂です。
鎌倉幕府の要人、北条実時(歴史上なんか有名な人でしたかね?)が六浦荘金沢の屋敷内に建てた持仏堂から発展したのが起源だそうです。
北条氏一門の菩提寺です。
1月の連休というのに参拝客はまばらなようです。
境内の木々にこんな風景が見られます。何かの縁起でしょうか。
境内のトンネルを抜けると金沢文庫(中世歴史博物館)に出ます。
3月までは館内修理のため休館でした。
金沢文庫のことをネットで調べていたら北条実時が出てきました。金沢文庫は実時が収集した文献を中心に発展拡充した資料館です。
文化人でもあったわけです。
さてこの金沢街道を西に向かうと朝比奈切通しから以前に紹介した杉本寺、報国寺などを通って鎌倉に入ります。