写真教室の仲間と両国にやって来ました。
いつもは公園で花の写真を撮影するのが多いのですが久しぶりに町でスナップ写真でも撮ろうということになって東京に出てきました。
両国と言えば国技館、相撲の町です。
ご隠居の通っている写真教室も最近退会者が多くて現在は男はご隠居一人、ご婦人が5人です。
この年になって、もててもしょうがないけど悪い気はしません。ちなみに左側の男性が早坂卓先生です。
それにしても女性の方がいくつになっても向学心があるというか興味のあること追及しているようです。
平日の熱海駅なんか子育てを終わったようなご婦人たちのグループが旅行を楽しんでいます。
そこにいくとご隠居の友人の男性(リタイヤーした)なんか昼間はぶらぶらして頼まれもしないのに行動的な奥さんの「あっしー」をして、ひたすら夜になって飲むのを楽しみにしている人が多いようです。
相撲の町らしくこんな彫刻が通り沿いにあります。
歩いている人はこんなつまらないモニュメントに珍しそうに写真なんか撮ってどこの田舎者かと思っているでしょうか。
北の湖の手形
回向院にやって来ました。
振り返ると総武線が走っています。
犬猫の供養塔
回向院は幕命で、1657年(明暦3年)の振袖火事で被害にあった焼死者10万8千人を葬った万人塚が始まりです。
その後安政大地震、水死者、刑死者などの横死者の無縁仏も埋葬したちょっと淋しいお寺です。
あらゆる宗派だけでなく動物などすべて生あるものを供養しています。
犬猫供養塔からオットセイの供養塔まであります。
水子供養塔
ちょっと寂しそうな感じを出したつもりですが写真がななめで評判がよくありませんでした。
右手白いのがねずみ小僧の墓です。石を削って持っているとギャンブルに強くなるということで原型がありません。
「私はギャンブルしないからいいわ」
「〇〇さん人生そのものがギャンブルみたいなものですよ!この先墓場に入るまで何があるかわからないから持っていったら」
「それだったら今までは勝ち負けないような人生だったヮ。たそがれて来たけどちょっと幸運でもつかむといいわね」
先生「素晴らしい写真でも撮って大きな賞をもらうとか」
「今までの月謝取り戻せるわね」
ご隠居「ちょっとせこいんじゃない。宝くじで1億円当たるとかお願いしたら」
馬鹿なこと言いながら歩いているとあっちこっちに相撲部屋があります。
この時は大阪場所の最中でお相撲さんには一人も会いませんでした。
本所松坂公園に着きました。
毎年12月14日の討ち入りの日には「義士祭」がおこなわれ盛大なお祭りとフリーマッケトなど「元禄市」があります。
当ブログでも過去に義士祭の日に訪れ地元主催の見学ツアーに参加して記述しております。
吉良上野介義央公座像
愛知県西尾市に吉良家の菩提寺華蔵寺があり上野介50歳の時に自らが造らせた寄木造の坐像が現存していてそれと同じに作ったそうです。
人もいなくてちょっと淋しそうです。
松坂稲荷神社
吉良上野介追慕碑
忠臣蔵では悪役でしたが
上野介は三河吉良町評判が高く、街の人は今でも「吉良様」と呼んで敬っている善政の殿様だったそうですよ。
新田開発、塩業の発展、一昼夜で築いたといわれる長さ180mの堤(黄金堤)など数々の事業で町を繁栄させました。
他人の生き様は見方によって良くも悪くもなります。
人はとにかく他人の評判なんか気にせずのんびり生きるのが一番いいのではないでしょうか?