6月5日には関東地方も梅雨に入りました。
ちょっと嫌な季節ですがこれも年間行事、
雨を楽しんで休日はアジサイの花でも見に行こうかと割り切ってみたら如何でしょうか。
そんなわけで新緑が素晴らしい渡良瀬渓谷にいつものご隠居さん達と年に一度の旅に出ました。
まずは日頃和やかに生きていられるのも神様、仏様のおかげ。
自宅を少し早く出て観音様にお参り。小雨が降っていた日曜日の早朝ですが中国語をはじめいろいろな国の言葉が飛び交っていました。
世界中仲良くして旅を楽しめるといいですね。
まだ少し時間があったのでドトール珈琲で一休み。
出発前のこういう時間が大好きです。
今回の旅は浅草から「りょうもう11号」で始まりました。
浅草駅を出るとすぐに隅田川をわたって一路北関東の山々を目指して疾走します。
わたらせ渓谷鉄道への乗換駅である相老駅(あいおい)に着きました。
上りのわっしー号と通常の下り高津戸号が入線していました。
我々が乗車した下りわっしー3号です。
2両のうち前の車両が窓のないトロッコ列車になっています。
天皇皇后両陛下も5月足尾を訪問された折このトロッコ列車にご乗車されました。
それでは小雨降る渓谷の新緑です。
運転席のわきは子供が座って運転しているような気分になれる小道具がそろっています。
小さな滝がありました。
有形登録文化財の神戸駅(ごうど)に着きました。
これから富弘美術館に向かいます。
星野富弘氏は大学を卒業して体操の教師になるがわずか数か月でクラブ活動指導中に頚髄を損傷して手足の自由を失いました。入院中に口に筆をくわえて文や絵を描き始めました。
四季折々に咲く野の草花をはじめとして自然の美しさを感じることで絶望の淵に立ちつくした彼に「生きることのすばらしさ」を教えてくれたのかもしれませんね。
我々は何となく過ごしていますが体の自由がきかないと 窓から入ってくる風がカーテンを揺らす音、セミの鳴き声、桜の花の散る風景 一つ一つが敏感に感じられるのかもしれません。
なにはともあれ彼の作品を見学してコメントを読んでいくと五体満足で良かった。それ以上の不平不満はいうのはよそうと思います。
この道は茨(いばら)の道
しかし茨にも
ほのかにかおる花が咲く
あの花が好きだから
この道を行こう
感動したのもつかぬま、口が淋しくなり美術館の喫茶店に入りました。
外を見ると雨が降っている草木湖が少し見えました。
入梅だなあ。
ちなみに桜が咲くころのわたらせ渓谷鉄道もいいですよ。
昔訪れた時の写真です。
神戸駅のホームだったかな
終点の間藤駅にて
車掌さん
なにげない風景。自分だけの想い出。
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