阿武隈ライン乗船場から町の中心部へは歩いて15分ぐらいかかりました。
したがって丸森駅はかなり町のはずれになります。
蔵の郷土館「齋理屋敷」です。この辺が中心地でしょうか。
仙台銀行、七十七銀行、郵便局、役場などがありました。
豪商「齋藤屋」は江戸時代から明治・大正・昭和とこの辺りの大地主、幾代にもわたる資産家です。
小さな大名になんか負けない宝物が土蔵に眠っています。
地方に行くと都会の小金持ちなんかが比較にならないほどの資産家がよくあります。
昭和61年七代目の当主より土地家屋がそっくり町に寄贈されたそうです。
館内12の建造物が国の登録有形文化財に認定されました。
それでは中に入ってみましょう。
館内入り口から本屋敷に向かいます。建物の偉容とその数に圧倒されます。
現在でいうとピロティというのでしょうか。部屋の前が日差しをよけてくれてこの時期涼しそうです。
ご隠居の好きな顔出し看板がありました。
重要文化財が立ち並ぶ中にちょっとほっとする風景です。
本屋敷の中は豪華な花嫁衣装や沢山の嫁入り道具、その他工芸品が飾られています。
齋理に迎えられたお嫁さんは周辺の娘さんたちのあこがれの的だったそうです。
屋敷は吹き抜けになっていて2階に上がると1階全体が見渡せます。
齋理の旦那はダンポとよばれて新しい物好きで、昭和の初めに丸森町に初めて飛行機を呼んだり仙台で放送が始まる前にラジオを買ったりしたそうです。
どの代のダンポも趣味悠々、道楽三昧。
請われるままに書画骨董を買い取っていたそうです。
この蔵にもお宝が沢山ありそうです。
こちらは時の蔵です。
骨董品などが治められていたそうです。
一時銀行として使われていたこともあったとか。
裏門を出て新屋敷に行ってみましょう。
齋理屋敷開館十周年を記念して平成10年7月に新築したそうです。
観光客もまばらでしたが気持ちよく冷房がきいていて維持費が大変だろうなと思いました。
「齋理幻夜」に使われる手作り灯篭が沢山おいてありました。
「齋理幻夜」は夏の夜、3時間ばかり行われる一夜限りのお祭りです。
大正時代にタイムスリップしたような幻想的気分が味わえるそうです。
一度行かれたらどうでしょうか。
さて列島はお盆も終わって秋に突入します。
関東地方は7月は滅茶苦茶暑くて、8月は記録的長雨と変な夏でした。
皆様は夏のいい思い出をたくさん作ったでしょうか。年後半に向けて気持ちも新たに頑張りましょう。
ご隠居は先日久しぶりに行政書士会の研修会に参加して
「法定相続情報証明制度」というのを勉強して来ました。
来週にもまとめてアップして当ブログは9月初旬まで遅い夏休みとさせていただきます。
ひとまずお元気で。
昨夜、ご隠居さんと大多喜城でのツーショット写真を懐かしく眺めておりました。
旅行日記も大盛況ですね!
どんどん、日本のいいとこ発信してください。
ちなみに今年の我が団体の旅行は、高野辰之さんの故郷を訪ねます。
奥の細道も平泉から新潟、金沢、福井、大垣まで何とかとか訪れてみたいと思っています。高野さんの故郷というと飯山市ですか?
秋の保護司会の研修は松本です。