秋季高校野球県大会準々決勝

◇秋季高校野球県大会準々決勝【結果】◇

花東 000 000 020 03 5（延長１１回）
盛附 100 000 001 00 2

盛岡四 000 400 200 6
水沢工 000 101 101 4

盛岡三 202 122 0 9（７回コールド）
一関二 000 000 0 0

福岡工業 000 100 000 1
一関学院 111 100 O0x 4

◇準決勝（２７日）◇
・県営：　花東ー盛岡四　盛岡三ー一関学院

今日も県営球場の２試合観戦。

注目の第１試合：盛附vs花東、試合開始１時間以上前に駐車場に着いたのだがすぐに満車。野球観戦史上初めて駐車場から締め出される危機にビックリしながら球場に入ると秋季大会にしては大入りのスタンドを見上げて２度ビックリ！

さて、試合は初回に上げた１点を盛附エース・出口が死守し１－０のまま試合は終盤に。「あの花東がこのまま引き下がるわけがない」と思った８回、その場面がやって来た。この回先頭の７番木村がライト前ヒットで出塁すると送りバントを決め２死二塁となって、バッターは今日不調の１番岸里に代わって代打大向。久慈市立長内中学で岸里の１つ上の意地を見せたい大向の打球はセカンド強襲タイムリーとなってついに同点。さらに、２番大沢が四球で出塁して２死一二塁とすると、３番太田のライト前タイムリーが飛び出し逆転！

９回、追う盛附は、２死後右中間二塁打で出塁した７番藤田を代打三浦の執念のライト前ポテンヒットで向かい入れ同点。私学の強豪同士の試合は延長戦にもつれこんだ。

延長１１回、１０回から登板の盛附・斉藤が連続デッドボールでピンチを向かえると守りのリズムを失った盛附内野陣が連続タイムリーエラーを犯して花東は労せずして３点追加。延長にもつれこんだ試合は意外な結末となり、花東が選抜に向けてまた階段を一段登った。

第２試合：盛岡四vs水沢工は、１年生エース・長鈴を盛り立てて終盤の水沢工の猛攻を凌いだ盛岡四が夏に続く４強入りを果たした。夏の雪辱を胸に花東との準決勝再戦に挑む！

試合のターニングポイントは、盛四６－３水工で向かえた８回水工の攻撃。この回、３番山路、４番加藤の連続ヒット、６番中川の四球で１死満塁の絶好機！８番バッターには途中から出場して７回にレフトオーバータイムリー二塁打を放っている笹田が控えている。「笹田に回せ！悪いけど７番千葉は三振でもいーから、笹田に回せ！」とつぶやいた瞬間、千葉の打球はショートゴロゲッツー・・・そして、９回先頭で回って来た笹田の打席は、な、なんとセンターオーバー二塁打！！嗚呼～♪　野球の女神は水沢工業に微笑まなかった・・・