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終わりの始まり(上)ー塩野七生

2022年05月27日 | 読書
評価5

再読(前回2020年8月19日)。
五賢帝最後の哲人皇帝マルクス・アウレリウス登場。弟ルキウスを共同皇帝に指名したマルクスだったが、その治世は飢饉・洪水、ゲルマン民族の侵入、ペストの発生による防衛線の弱体化、キリスト教徒への対応など度重なる危機に見舞われる。

96年から180年まで続いた五賢帝時代(ネルヴァ、トライアヌス、ハドリアヌス、アントニウス・ピウス、マルクス・アウレリウス)のアンカーは前帝のアントニウス・ピウスがハドリアヌスの構築した安定にあぐらをかいて何もしなかったために、軍務経験もないのに60年ぶりにドナウ防衛線での戦闘に入る決意をするなど大忙し、しかも、169年ルキウスが病死してしまう。

「パクス・ロマーナ」(ローマの平和)の行く末はいかに!?

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