トワイライトー重松清

評価

再読（前回2017年3月25日）。
1970年代半ばに小学６年生だった同級生が母校の廃校を知り２６年振りに集まってカプセルを開くことから始まる１週間。リストラ、DVによる離婚騒動、入院中の転校生との再会、夢と希望を追った少年少女への「あなたたちはいま、幸せですか」との問いかけが重い。

著者と年齢が近いので１９７０年代当時の世相がとても懐かしい。
東京郊外のニュータウン造成、大阪万博、高校野球はセンバツで箕島、夏・東海大相模が優勝、江夏のオールスター９連続三振、作新学院・江川の夏（銚子商業に延長１５回敗退）。

限りない未来が開けていると思って何の悩みもない楽しい日々だった！
そんな私の人生も今や黄昏（トワイライト）真っ只中であります（しみじみ）。

まっ　でも勇気をもらえる本！何度でも読みたい！