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空飛ぶ広報室ー有川浩

2021年06月15日 | 読書

評価5

再読(前回2018年5月13日)。
交通事故で足を骨折して戦闘機パイロットを断念した空井大祐は新米航空自衛隊広報官。テレビ局ディレクター稲葉リカと幾度となく衝突しながらも、広報室の曲者先輩に鍛えられ成長を遂げる。自衛隊オタク有川浩の傑作青春小説!

大祐とリカのシーンもワクワクするが、比嘉一曹と片山一尉との関係、残念な美人・柚木三佐と後輩・槇三佐の防衛大剣道部時代からのエピソードも物語にいろどりを添えてくれている。そして、なんと言っても出版を1年遅らせて追加した最終章「あの日の松島」が涙をそそる。

最後に各隊の性質を表す標語を記しておくことにしましょう!(文庫294頁)
・航空自衛隊「勇猛果敢・支離滅裂」
・陸上自衛隊「用意周到・動脈硬化」
・海上自衛隊「伝統墨守・唯我独尊」

【追伸】前回読んだ日付にいたく感動(笑)!




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