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一刀斎夢録(下)ー浅田次郎

2022年02月07日 | 読書

評価3

再読(前回2018年2月18日)。
鳥羽伏見の戦の後、新選組はバラバラとなり近藤、土方は死をむかえ、斎藤一は会津で敗北を喫した後警視庁に採用される。その後の西南戦争で戦場になった大分竹田の地で、斎藤は新選組小姓だった市村鉄之助と敵味方に分かれ相対するのだった。幕末から明治期に渡る動乱と剣の極意を切々と語る浅田節完。

西南戦争を「西郷征伐に名を借りた大演習=日本を西洋の手に渡さぬ尊王攘夷の総仕上げ」として、西郷と大久保が考え出した陰謀とする作者のとらえ方に驚いた。ちょっと、斎藤一の独白が長すぎて、結局、剣の極意とは何かわからずじまいでした。


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