白堊スポーツ - since 2004.09.18

母校・盛岡一高や岩手のスポーツ情報、読書感想、盛岡風景などをお伝えします。

今日の甲子園

2019年03月24日 | 高校野球
・習志野のブラバン楽しみ!
・明豊の前回の選抜は花巻東と戦った時か・・・?
・横浜の強さ今年はどうなの?
・米子東、古い高校野球好きには堪らない校名!

贖罪ー湊かなえ

2019年03月23日 | 読書

評価3

ある地方都市に転校して来た小学4年生の女の子が殺された。その時、一緒に遊んでいた被害者を含む5人の女の子に声を掛けて来た男が犯人と思われたが事件は解決に至らず、被害者の母親から「あなたたちを絶対に許さない償いなさい」となじられた4人に悲劇が降りかかる。

被害者・エミリの母親からの容赦ない言葉に4人の人生は翻弄され、沙英は歪んだ性癖の夫を置き時計で殺害、教師となった真紀はプールに侵入してきた男を痛めつけ殺人に問われ、晶子は幼児虐待をしている兄を絞殺、子どもを宿した由佳は父親の男を突き落して殺害、と悲劇の連鎖が止まらない。しかし、悲劇の始まりはエミリの母親・麻子の若い頃にあったのだ。

5人それぞれの章から構成されている本作品、真紀の独白の章は湊さんの代表作「告白」を思わせるし、書簡の形をとっている沙英の章は「往復書簡」を彷彿とさせる。また都会と田舎のギャップを感じさせるのも湊さんならでは、と、いうことで、湊かなえのエキスがギュっと詰まった作品!

【追伸】
あいかわらずのイヤミスですが、終章でホッとした気持ちになることができました。

2019年3月22日の盛岡風景

2019年03月23日 | 盛岡風景
①ホテル東日本、壁面工事でしょうか?足場設置中。
※3月10日付で「アートホテル盛岡」に変更とのこと。


②茶の間(居酒屋)中央通店が更地になってる。建て替えかな?


③小料理店の正庵があった場所(大通の金田一駐車場裏)


④櫻山神社向かいのカントリーに貼り紙が・・・



⑤毘沙門橋が工事中、秋口ぐらいまでかかるらしい。

お腹召しませー浅田次郎

2019年03月22日 | 読書

評価4

時は江戸末期、武家の社会制度は徳川260年の間に形骸化し、ある意味滑稽さを見せ始めていた。そんな時代に人間らしく生きること、自由に生きることを選択した人々の物語6編。

①お腹召しませ
婿養子が遊女と駆け落ちして、家を守るために家人から「腹を切れ、腹を切れ」と催促されるが、それを取り止めた武士の話。

②大手三之御門御与力様失踪事件之顛末
密室状態のお城を抜け出し決死の覚悟で女の最期に立ち会った武士の話。

③安藝守様御難事
賄賂の受け渡しをパターン化した所作にまで高めてしまった出来事。

④江戸残念考
何事も「残念」で済ませてはならぬという心意気を持つ武士の話。

⑤女敵討 ⑥御鷹狩

どの話も面白い。このような筋立ての話を6本も作れる作者の頭の中を覗いて見たい!さすが浅田次郎!

2019年度岩手県スポーツ教員異動

2019年03月21日 | 白堊スポーツ
まんず言っておきますけど、小生の独断で掲載しておりやすので間違いや漏れが多々あるかと思われます。もし気づいた時はコソっと教えてくださいね、よろしくお願いします。(毎年恒例の前口上)

◆盛岡一高OB
 ・佐藤有  盛岡一高校長(県教委)盛岡一高硬式野球部元部長
 ・南舘秀昭 盛岡工校長(水沢工校長)盛岡一高硬式野球部元監督
 ・千葉靖久 雫石副校長(盛岡工)硬式野球OB
 ・横田昌之 紫波総合副校長(総合教育センター)硬式野球OB
 ・清武英司 盛岡一高(北上翔南)硬式野球OB
 ・高見延也 盛岡北(一関工)硬式野球、盛岡一高軟式野球部OB
 ・菊池達朗 久慈(久慈講師)硬式野球OB
 ・岡市武  退職(花巻南)送球部OB、盛岡一高送球部元監督

◆硬式野球
 ・北島亨   盛岡視覚支援副校長(一関清明支援)
 ・大木秀一  盛岡工(水沢工)
 ・佐々木明志 水沢(盛岡工)
 ・伊藤恵   一関一(盛岡一)盛岡一高硬式野球部野球部前副部長
 ・吉田亨   福岡定時制(県文化スポーツ部)

◆ラグビー
 ・藤枝修  前沢副校長(久慈東副校長)
 ・濱崎浩秋 杜陵定時制(杜陵奥州校通信制)
 ・八木浩之 退職(宮古校長)

◆陸上
 ・高橋徳江 宮古商(大槌)
 ・照井貴子 岩泉(盛岡二)

◆ハンドボール
 ・谷藤節雄 平舘校長(県文化スポーツ部)

◆バレーボール
 ・佐々木佳史 一関一副校長(盛岡四副校長) 

祈りの幕が下りる時ー東野圭吾

2019年03月21日 | 読書

評価5

明治座芝居公演の演出家を尋ねた幼馴染の女性が殺された。担当刑事の松宮から遺品のカレンダーに日本橋を含む12の橋の名が記されていたことを知った日本橋署の加賀恭一郎は愕然とする。数年前に病死した恭一郎の母親の部屋に同じメモが残されていたからだ。このメモは母親と付き合っていた男が書き記していたものだった。

東日本大震災後の過酷な原発労働者の姿と劇中劇・曽根崎心中が相まって極上のサスペンスを盛り上げて、演出家一家の過去、恭一郎一家の過去、女性殺害のトリック、12の橋の謎が解き明かされて行く。一気読み!!!

聯合艦隊司令長官山本五十六ー半藤一利

2019年03月20日 | 読書

評価4

山本五十六好きで有名な半藤一利さんが五十六を中心として開戦前から終戦までを語るとても良くまとまった太平洋戦争史。五十六と半藤さんは長岡高校(旧制長岡中学)同窓。やっぱりね(笑)。私だって、歴史上の重要場面で衝突する盛岡一高(旧制盛岡中学)出身の板垣征四郎陸相と米内光政海相(のちの総理大臣)、その後に登場する及川古志郎海相の話を読むとドキドキしますから。

こうなれば阿川弘之の「山本五十六」「米内光政」も読まねばなりません!