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富士山 世界遺産登録後の課題とは

2013-06-24 08:26:43 | 報道/ニュース
6月22日 おはよう日本

国内だけでなく海外の人たちにとっても魅力ある富士山。
世界文化遺産に登録された後登山者がさらに増えると見込まれる一方で課題もある。
対策が急がれているのが登山者の安全の確保と環境を保全するための負担である。

富士山は夏には多い日は1万人以上が頂上を目指す。
御来光を見ようという人で頂上付近は大混雑する。
世界文化遺産登録で登山者がさらに増えると見込まれる中
落石や天候などの事故をどう防ぐか。
山梨県は誘導員を去年の2倍にして安全確保を図る計画である。
さらに関係者を悩ませているのはいわゆる弾丸登山。
山小屋に泊まらずに夜通し山にのぼり朝に御来光を見て帰ろうという人たちである。
弾丸登山は登山者全体の30%とも言われ混雑を引き起こす原因になっている。
さらに高山病になるリスクも高いとされている。
(山梨 富士吉田市 堀内茂市長)
「弾丸登山のお客様が一番事故が多い。
 真っ暗な中だから監視員を増やしても目がいき届かない部分がある。
 とにかく弾丸登山は自粛してほしい。」
弾丸登山を減らすため
登山口となる5合目への有料道路を夜間だけ通行止めにする交通規制も検討されている。
しかし道路を管理する山梨県は
通行止めは差し迫った安全に危険がない場合は法律上難しいとしている。
一方 登山道の安全対策や環境保全に役立てるため
登山者1人1人に負担を求めることも検討されている。
いわゆる入山料である。
山梨県と静岡県は
来月下旬から8月上旬にかけ試験的に登山者に任意で1,000円負担してもらう方針。
しかし来年以降の本格的な導入をめぐっては徴収方法のほか使い道も具体的には決まっていない。
(専門委員会委員長 東北大学大学院 安田喜憲教授)
「江戸時代の人も122文払っていた。
 富士山の保全管理をして利用者の安全をどう確保するかが重要。
 その方策を考えて生きたい。」
ユネスコの諮問機関は
登山者が増え周辺の開発がすすめ富士山の環境保全の取り組みが不十分だと指摘している。
世界遺産に登録されると定期的にユネスコに保全状況を報告しなければならす
効果的な対策をどう打ち出せるかが問われることになる。


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