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大人気! 金色の猿

2016-02-17 07:30:00 | 報道/ニュース

2月2日 おはよう日本


兵庫毛佐用町
野生の猿が生息した山を整備した船越山モンキーパークで
ひときわ注目を集める金色の猿。
金のように光り輝くことから「ひかり(メス)」と呼ばれている。
金色のニホンザルは全国でもこの1匹だけとされている。
申年の今年 
毛並みが神々しく縁起が良いひかりを一目見ようと
例年の3倍以上の人が訪れている。
「商売繁盛。」
「ことしも家族健康でありますように。」
「家族全員お猿さんのように飛び回って
 ことし1年過ごせますように。」
ひかりの人気の理由はその外見だけではなくその境遇にもある。
14年前 ひかりは突然変異で毛の色がうすい状態で生まれた。
群れのトップの子として生まれたひかりは
他の猿たちから一目をおかれていた。
しかしやがて父親がトップの座を追われ
その子どもであるひかりの地位も低くなった。
いつも他の猿から威嚇され
十分にエサが食べられない。
冬は食べ物が少ないうえ
シカが猿の縄張りを荒らすため
さらに厳しい季節である。
しかしその困難をひかりはある工夫で乗り越えている。
朝8時 ひかりは一番乗りで山から降りてきた。
飼育員の足もとに自ら駆け寄りエサをねだる。
人になれているひかりならではの作戦で
やっと満足にエサにありつけた。
遅れること30分 群れが到着。
ひかりは一足先にその場を離れ
他の猿と争わずに済んだ。
賢く
たくましく生きる姿は訪れる人たちを元気づけている。
「猿も大変やと思うんで
 僕も社会で振り落とされないよう頑張ろうと思う。」
厳しい環境の中でも自ら道を切り開く金色の猿。
その知恵と努力は私たちにも通じるものがある。

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