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生後間もないわが子を写真に

2016-05-20 07:15:00 | 報道/ニュース

5月7日 おはよう日本


生まれてから半月ほどで撮影された赤ちゃんの姿。
やさしく見守る両親とも一緒に。
生まれたときの感動を写真に残す“新生児フォト”である。
撮影した寺坂大地さんは
徳島市で30年続く写真館の2代目である。
地元の人たちの人生の節目に立ち会う
街の写真館。
寺坂さんは新しい命を授かった特別な節目を記録したいと
新生児フォトを始めた。
ひと月に10組ほどの家族が訪れる。
自然な表情やしぐさを逃さないよう
しかもできるだけ短い時間で撮りきる。
無理な撮影は決してしない。
(寺坂大地さん)
「あまり無茶もできない。
 安全第一でやっている。
 その中でかわいい感じで撮れたら
 人とは違う形で残せたらなとテーマにしてやっている。」
スタジオには植物やアンティークの雑貨が数多く置かれている。
あたたかみを演出することで生まれた幸せを表現する狙いである。
また新生児に特有の体の皺も強調して今しか取れない姿にこだわる。
父親が起こした写真館で働き始めて1年。
写る人の気持ちまで伝わるような写真を目指している。
(寺坂大地さん)
「その時の感動をいつまでも残せるような感じ。
 10年後20年後見ても
 そのときにすぐ戻れるような写真にできたらいい。」
この日訪れたのは南谷和生さんと妻の朋実さん。
長男 和空(わく)くん誕生の記念撮影である。
和生さんからはさっそくお願いが。
初めての赤ちゃんだけに
より稲別な写真を撮影してほしいというのである。
ところが生後2週間御赤ちゃんにとっては無理な姿勢だった。
赤ちゃんの祖父母の世代にあたる寺坂さんの両親がサポート。
撮影を依頼する若い親たちの思いを尊重しながら
赤ちゃんに負担がかからないよう充分に注意して進める。
和空くんの両親にとっても満足できる写真が撮れた。
(寺坂大地さん)
「飾ってほしいですね。
 写真って。
 赤ちゃんの生まれたときの感動を形に残しておいて
 写真って見たら
 こんな問いにこんなことがあったと思い出せる。
 それが写真の良さだと思う。」
写真ができ上がった日
南谷さんはすぐに飾った。
いつも目にする場所でふたりの結婚写真とも一緒である。
(南谷和生さん)
「いちばん感動した時やけん。
 特別ですよね。」
(妻 朋実さん)
「産んだ時のことをずっと覚えていられたらと。
 大変な時も写真を見たら思い出すかなと飾りました。」
赤ちゃんが生まれた思い出を写真に込めて
家族の感動が詰まった新生児フォトである。

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