7月1日 首都圏ネットワーク
東京 巣鴨。
「私 こういう派手なのが好きなの。
チンドン屋みたいに色多すぎませんか?」
70歳と75歳の姉妹はお揃いのファッション。
「夏だから涼しそうな顔・・・じゃないよ
格好をすればね。
リュックも一緒。
カバンもお揃い みんなそう。」
「これですね 棒タイね、
服の生地に合わせ赤ならいいなと。
服が赤い時は棒タイはブルーとかそういうのをやる。
ポイントを付けると。」
「自然にある色に合わせてるだけ。
だからきょう帽子は黄色。
お金がないので出来るのはオシャレぐらい。」
オシャレなシニア向けのファッションショーも行われている。
巣鴨コレクション“ガモコレ”である。
出演した細谷由紀子さん(70)。
洋裁教室に15年通っている。
作った洋服はスーツやコート、ドレスまで100着を超える。
(細谷由紀子さん)
「やっぱり出来上がると楽しい。
思い通りにできるとすごく楽しい。」
洋裁の取り組むなかで自らファッションショーに出演したいと思うようになったという。
今年も自分の作った服で出演するつもりである。
「今度着るのはこちらがフォーマルで
こちらがカジュアル。」
1枚のレースの生地で作ったドレス。
完成までに2か月かかった。
「出られる限り出たいと思う。
何歳と決めないで。
人間70でも80でも元気なら何でもできるところを見てもらいたい。」
シニアのファンションへのこだわりに
新たに可能性を感じている人たちもいる。
お年寄りにも人気のある雑誌の編集部。
読者のニーズの変化に合わせ
4月から内容をリニューアルした。
(雑誌「毎日が発見」編集長 鷹取祐子さん)
「私たちの媒体ではシニアという言葉を使わない。
自分らしさ
どう生きていくか追求する方がますます増えていくと感じている。」
これまでの若い世代に代わり流行の主役になるという。
「なんといっても目利き。
いいもの・良質なものをわかっている方。
これからもそういう方たちが文化を発信していくことは大いにある。」
」