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世界で広がる民泊

2016-07-23 07:15:00 | 経済フロントライン

7月3日 経済フロントライン


民泊を世界中に広める原動力となってきたのが
アメリカのベンチャー企業 Airbnb(エアビーアンドビー)。
Airbnbの民泊仲介サイト。
使っていない部屋や
家を貸したい家主が情報を登録。
旅行者は希望の宿を予約できる。
191の国と地域で延べ8,000万人以上が利用していた。
(Airbnbの創設者の1人 ネイサン・プレチャージクさん)
「私たちが目指すのは旅行の民主化です。
 宿泊業に参入できるの大企業だけでした。
 でもいまは一般市民も同じことが出来るんです。」
Airbnbは8年前に設立された。
仲介サイトを通して予約が成立すると
家主と宿泊客 双方から手数料をとるビジネスモデルである。
宿泊客の埋もれていたニーズと空いている部屋をITで結びつけることで急成長してきた。
サンフランシスコに住むクレイチさん夫婦。
使っていない部屋を有効活用しようと3年前に仲介サイトに登録した。
ゲストのために作られたキッチンには
すぐにでも生活が始められるようにグラスや果物まで置いてある。
1泊150ドル。
宿泊料金の高いサンフランシスコでは手頃で
長期滞在するビジネスマンにも人気である。
クレイチさんは去年 民泊で2万5000ドル(約250万円)を得た。
(クレイチさん夫婦)
「すごく家計が助かっているわ。」
「子どもの進学資金も必要だし
 いいことばかりだよ。」
しかしAirbnbが事業を始めた当初は
“他人の家に泊まりたい旅行者がどれだけいるのか”と
投資家からは相手にされなかったという。
そこでひとつの工夫を凝らした。
家主と宿泊者が互いの評価をする仕組みを導入。
安心して貸し借りできるとして人気に火がついた。
(Airbnbn共同創設者 ネイサン・プレチャージクさん)
「8年前 我々の事業は奇抜なアイデアで大きな市場ではないと考えられていました。
 私たちはその考えが誤りだと世界中で証明してきたのです。」
このサービスは日本でも広がり始めている。
長野県佐久穂町。
岩下大悟さんは趣味で山小屋を作り
県の許可を経て宿泊施設としてオープンさせた。
一昨年 Airbnbに情報を掲載したところ
予約が殺到した。
現在稼働率は8割以上。
半数が外国人客である。
(岩下大悟さん)
「世界のいろんなところから
 有名じゃない田舎に来てくれて本当にうれしいですね。」
この日は長く東京で暮らしているオーストラリア人の家族が宿泊していた。
(宿泊者)
「観光で来ないようなところに来られるのがすごくいい。」
新たなニーズを掘り起こし新たなビジネスにつなげたAirbnb。
プレチャージクさんは日本で民泊はさらに普及していくと考えている。
(Airbnbn共同創設者 ネイサン・プレチャージクさん)
「わが社が掲載する宿の76%は観光地以外にあります。
 訪れてみたいけどホテルがない場所です。
 私たちはそのニーズに応えているのです。
 日本は旅行先として急成長しています。
 利用できる部屋も増えていくでしょう。」
 

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