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“萌えキャラ”をビジネスに?!

2016-11-16 07:15:00 | 経済フロントライン

10月22日 経済フロントライン


アニメやゲームなどに登場するようなキャラクター萌えキャラ
最近では萌えキャラを独自に作り上げ
積極的にビジネスに活用しようという動きが広まっている。

羽田空港にあるWi-Fiルーターを貸し出す会社のカウンター。
10月 ここに萌えキャラが登場した。
江戸時代からタイムスリップしてきた忍者「さくらSAKURA」と「たけるTAKERU」。
外国人観光客に人気の忍者でアピールしようというのである。
(スイスからの観光客)
「日本のマンガが好きな外国人って多いのよ。」
(ルーターレンタル会社 ビジョン 営業本部長 太田健司さん)
「絵を見ただけで
 これは日本のものだという印象は
 他の国ではまねができない。」
萌えキャラをビジネスに積極的に活用しようとしている会社が静岡市にある。
萌えキャラで商品の売り上げを伸ばして企業をサポートしている。
まず企業から商品の特徴や販売するターゲットを聞き
ネットでデザインを公募。
アニメーターの卵などの応募作品の中からイメージに合う萌えキャラを採用する。
萌えキャラ作りは1件あたり約30万円。
そのうち半分程度がこの会社に入る仕組みである。
(公募システムを運営 エスクリエイト社長 石川雅章さん)
「新しい市場
 新しい客をつかみたいという悩みがたくさんある中で
 萌えキャラを使うことによって
 今までにない客を見つけていることが一番効果が出ているところ。」
この会社が生み出した萌えキャラはすでに大きな成果を上げている。
伊豆半島の西に浮かぶ水族館 あわしまマリンパーク。
オープンして40年ほどになるが
最近 来場者の低迷に頭を悩ませてきた。
そこで去年作ったのが萌えキャラの淡島うみね
特徴は青に黄色のコスチューム。
このあたりの海に数多く生息するアオウミウシをモチーフにした。
(来場者)
「かわいーい。」
「アオウミウシの特徴も出ていて
 触覚とか。」
関心を集めたのがプロフィール。
性別をウミウシと同じ“雌雄同体”にしたところ
ネット上で1日で1万件を超える反響が寄せられたのである。
雌雄同体って笑える!!
ふだんは女の子。・・・ふだんじゃない時ってどんな時なんだ
こうした反応を受け
お姉さん淡島おとめや幼なじみ内浦ましろのキャラクターまで作られた。
うみねをめぐる物語がどんどん膨らんでいき
来場者の増加につながったのである。
(あわしまマリンパーク 館長 伊藤裕さん)
「“雌雄同体”に皆さんぐっときたが
 それは狙っていたわけではない。。
 でも今となってはウミウシでやっていて良かった。」
萌えキャラをもっとも活用しているのが食品業界である。
その1つ
海苔などの加工販売を行う会社。
いま力を入れているのが
桜エビをふんだんに使った高級ふりかけ。
年配の人だけでなく若い世代にも売り込もうと
萌えキャラを作ることにした。
デザインを公募して3か月。
決まったのが
高級感を醸し出そうと
お屋敷に住む双子と執事という組み合わせ。
桜エビをイメージしたキャラクターカオルシュリン
そして若い女性にアピールしようとイケメンの執事レイバーを加えた。
(磯駒海苔 営業担当 志村辰徳さん)
「今までのままでやっていたら淘汰されるかもしれないので
 若い客を取り込むツールとしては面白い。」
この萌えキャラの物語性をさらに高めようと
別の商品とのコラボも模索している。
静岡市内のお茶専門店。
子の店の萌えキャラは清水の次郎長のモチーフである。
双子のキャラクターが次郎長と出会ったり
執事が弟子入りしたりといったストーリーを考えて
一緒に売り出そうとしている。
試しにふりかけにお茶注いで飲んでみると
「これ いけますよ。
 アリ!」
「うまい。」
商品同士の愛称は上々のよう。
今後 消費者の関心を集められるか。



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