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春は、新しい門出のシーズンです。
この前卒業した42期生は、三中での3年間の課程を修了し、初めて高校という環境に入ります。
また、三中の教職員にも人事異動がありました。他の学校へ転勤した人、新しく三中教職員になった人。
保護者のみなさんのなかにも、新しい職場にかわった人もいるのではないでしょうか。
人は新しい環境に身を置くと、多かれ少なかれ、初めて経験することに直面します。
好奇心旺盛に新しい生活を楽しむ人はいいのですが、新しい環境に馴染みにくい人もいます。
「かなわんなあ!」「できれば避けて通りたい」と思うことがあるでしょう。
なんなく事が運び、苦労せずにすむならそれもよかろう。しかし現実はそうはいかない場合が圧倒的に多いのですよ。ほんとうに。
ならば、後ろ向きな言葉は控えて、気持ちを切り替えた方がいいように思います。
新たなことに向き合うなかで、困難なことにぶつかれば、人は磨かれます。ひょっとすれば、自分自身が気づいていなかった潜在していた力を知るかもしれません。
「わたしって、意外と○○なんやわ」と感じることがあるかもしれません。
春のポカポカ陽気の日光を浴び、ウルトラマンのようにエネルギーを蓄え、心を軽くしましょう。
思い上着を脱ぎすて、身も軽くして新しい環境に溶け込んでいく。
どうやら、それがいいようです。
こんな学校は私には向いていません。
こんな職場は、私には不向きです。
なんて言わず、前向きに臨めば道は開くのです。
「向き、不向きよりも前向き」が大切なんです。