わたしが授業をする教師の様子を参観して、気になることがあります。
それは、教師のなかには視線を子どもに向けず、じっと伏し目がちになり、授業をしている人が気になるということです。
教師が子どもに向ける「まなざし」は大切な役割をもっています。
教師は子どもの目に敏感になり、子どもの目を見て気持ちをキャッチするのです。
そして自分の目を通して子どもに思いや考えを伝えるのです。
まさしく、「目は口ほどにものを言う」です。
教師からのあたたかいまなざしにより、子どもの心が救われるのです。
だから、授業中に視線は子どもたちに向け、アイコンタクトを働かせ、教室にいるすべての子どもに視線を向け、子どもを見ることができなければなりません。
ゆったりとした、余裕のある教師の姿は子どもたちに安心感を与えます。
落ち着きなくせかせかと授業を進めたり、自信なさげに視線を合わせない教師では、子どもが不安になります。