箕面三中もと校長から〜教育関係者のつぶやき〜

2015年度から2018年度に大阪府の箕面三中の校長を務めました。おもに学校教育と子育てに関する情報をのせています。

子どもに安心感を醸し出す教師

2021年12月07日 08時06分00秒 | 教育・子育てあれこれ


わたしが授業をする教師の様子を参観して、気になることがあります。

それは、教師のなかには視線を子どもに向けず、じっと伏し目がちになり、授業をしている人が気になるということです。

教師が子どもに向ける「まなざし」は大切な役割をもっています。

教師は子どもの目に敏感になり、子どもの目を見て気持ちをキャッチするのです。

そして自分の目を通して子どもに思いや考えを伝えるのです。

まさしく、「目は口ほどにものを言う」です。

教師からのあたたかいまなざしにより、子どもの心が救われるのです。

だから、授業中に視線は子どもたちに向け、アイコンタクトを働かせ、教室にいるすべての子どもに視線を向け、子どもを見ることができなければなりません。

ゆったりとした、余裕のある教師の姿は子どもたちに安心感を与えます。

落ち着きなくせかせかと授業を進めたり、自信なさげに視線を合わせない教師では、子どもが不安になります。