箕面三中もと校長から〜教育関係者のつぶやき〜

2015年度から2018年度に大阪府の箕面三中の校長を務めました。おもに学校教育と子育てに関する情報をのせています。

ほどほどに他人とつきあい生きていく

2025年02月16日 06時47分00秒 | 教育・子育てあれこれ


人が一生を生きていく上で、効果的な処世術などないと、わたしは思います。


そのとき、その場で人間関係を調整をしながら地道に毎日を続けてくしかないのです。


加えて、人生は人と関わることで変わってきます


だから、他人と関わりをもたず、自分一人だけしあわせを探す価値観も、いまは認められる風潮にありますが、他者との人間関係は折々で求められます。


しっくりとこない感情を他人と自分との間で転がしながら、相手と自分との関係を意識しながら、あいまいな日々を過ごしていくのです。



今の時代は誰もが自分のことをわかってほしい、認めてほしいという気持ちになりやすいのです。


人間の承認欲求は、対処が難しいものです。



努力しても夢がかなう人ばかりではありません。


でも、夢って必ずしも実現しなけれぼならないものではないのです。


「こうだったらいいのにね」とか「こうなれたとしたら」と夢を見ていっしょに笑い合うだけでも、本当は楽しいはずです。


おたがいの夢をぼんやりと話しながら、ほどほどに認め合う。


そのようにゆるやかに人生を送るのも、しあわせなことかもしれません。