何かに取り組むとき、「意識が変われば行動が変わる」ということがあります。
学校でなら、「子どものためになることは実行する」という意識を教職員が高くもてば、このコロナ渦の中でも、修学旅行を感染防止対策を万全に行ったうえで、学校として実施できます。
ただ、学校に限らず、組織では、構成員の意識を変えて揃えるのは、そう簡単ではないのです。
そこで、逆の考えをしてみます。
「行動が変われば意識が変わる」です。
昨年、コロナ渦で休校が続いたとき、今までのように授業をすることが困難になりました。
そこで、自治体によっては、最初、授業の動画を家庭に配信することにしました。
次にオンラインで授業を行うようになりました。
教員にとっては初めての経験でしたが、試行錯誤してやるうちに、Zoomの使い方にも慣れてきました。
そうすると、今まで保護者に学校へ来てもらい行っていた説明会や懇談会も、忙しい中、保護者に学校に来てもらわなくても、オンラインでできることに気づきました。
教員研修も、学校を空けて研修会場に向かわなくても、講義形式の研修なら学校で受講できるし、参加者がグループワークをして話し合う場面がある研修でも工夫すればオンラインでできる。
このようなことに気がついたのでした。
そうすると、今まで保護者に学校へ来てもらい行っていた説明会や懇談会も、忙しい中、保護者に学校に来てもらわなくても、オンラインでできることに気づきました。
教員研修も、学校を空けて研修会場に向かわなくても、講義形式の研修なら学校で受講できるし、参加者がグループワークをして話し合う場面がある研修でも工夫すればオンラインでできる。
このようなことに気がついたのでした。
でも、どうしても直に面するのが必要な会合や懇談会はあるので、それは今まで通りやればいい。
要は、場合に応じて集まり方やコミュニケーション方法を変えればいい。
やり方を変えてみる。行動を変えてみると、それぞれの気づきが生まれ、学びがあり、意識の変革につながることがあるのです。
じつは、児童生徒が行う参加型体験学習も同じしくみなのです。
体験学習の組み立ては、「計画を立て(PLAN)、体験してみる(DO)、ふりかえってみる(LOOK)、成長する(GROW)」となりますが、意識の変革はGROWに位置することになります。
教師が知識を伝達するだけでなく、児童生徒自身が体験して学びとる学習が必要ですし、いま国が推奨する「主体的で対話的で、深い学びの学習」も、この学習原理を一部取り入れています。
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