国際的な学力調査では、日本の女性の読解力、理解力は高いという結果が出ています。
もし、その力を活かすならば、企業の生産性が上がるはずです。
しかし、かなり改善されては来ましたが、社会には性別役割意識は根強く残っています。
いわゆる「男は仕事、女は家庭」という意識です。
この意識があるので、女性が社会で活躍する困難さがあるのです。
多様性が認められる社会をめざしていく必要があります。
学校では、女性で校長を務める人をあえて「女性」をつけて「女性校長」と呼ばれることがあります。これは、現状では校長は男性が務めている場合が圧倒的に多いことの表れです。
社会でも同じことがあります。「女性役員」とか「女性取締役」、「女性議員」などです。
一般的な通念として、「男らしさ」「女らしさ」という言葉は社会に根を下ろし、何気なく使われています。
育児休業は英語では、leave of absence です。つまり仕事からたんに「離れる」という状態にすぎず、「休み」ではないという感覚です。
しかし、日本では「休み」として育児休業といっています。
日本のジェンダーギャップ指数は116位です。146カ国中のこの順位なので、かなり遅れています。
多様性を認める社会・組織ではイノベーションが起こりやすいのです。
このままいくと、日本は世界の動きから取り残されていくかもしれません。
事実、2000年代に入ってから、日本の産業界では画期的なイノベーションがほとんど起きていないという現状があります。
多様性社会の実現に向け、課題の解消が望まれます。
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