不登校の児童生徒に対応するため、国は「不登校特例校」を2004年に設けました。
不登校特例校は、学びの多様化学校とも言われています。
従来の教育課程にとらわれない、柔軟なカリキュラムを組めるのが特徴です。
これまでに全国35枚設置されています。
通いやすいよう、登校時間は一般の学校より遅らせて設定し、教科学習の時間は午前に集め理解度に合わセて個別指導します。
午後は子どもか奥味のある学習をできるよう、「採究」やフィールドワークなどに充てる。
考え方や何に価値を置くかが広がっているのは、いまの社会のありようです。
学校の世界は、ある意味で社会の縮図ですが、教育の現場では逆に、揺り戻しというかかえって定型化が進んで硬直化しているとも考えられたす。
そのミスマッチが不登校の急増の一因でしょう。
加えて、2020年から本格化した新型コロナウイルス感染症の拡大が、不登校の増加に拍車をかけたのでした。
今現在、不登校児童生徒はコロナ前から9万人増え、およそ34万6480人と急増しています。
様々な生活背景をもつ児童生徒が受け入れられていると実感できる柔軟な学校体制が、今の不登校問題の解決には不可欠となっています。
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