AKB48の武藤十夢(むとうとむ)さんは、上からよんでも、下から読んでも「むとうとむ」です。
そうなるように、お父さんが命名したそうです。
それはともかく、この人は、忙しいアイドル生活を続けながらも、大学に通い卒業しました。そして、この3月には大学院を修了しました。
それだけではなく、彼女は気象予報士の資格を取るのが夢でした。
何度も何度もチャレンジをしました。
なかなか通りませんでしたが、あきらめず8度目の挑戦で、やっと資格を取ることができました。
人はともすれば楽な方に流れたいものです。
努力して続けてきたことで、なかなか成果が出ないと、何かの理由をつけてあきらめたくなるものです。
たとえば、陶器の大きなコップに水を注ぐのを想像してみてください。
どこまで水が溜まっているか、中は見えません。
注いでも、注いでも変化はありません。
あと少しだけ注げば、一気に水が勢いよくあふれ出すのを知らず、一歩手前であきらめてしまう人が多いのです。
総合プロデューサー・作詞家の秋元康さんは、夢について次のように言われています。
「みんなは自分の可能性を信じているようで、ほんとうは信じていません。『叶うわけないよね』と、どこかであきらめているのです。でも、夢は手を精一杯のばしたその1ミリ先にあるのかもしれないのです。」
このことを、若い人にはとくに考えてほしいと、私は思います。
もうあと少しで夢に手が届くかもしれないのです。
そんなあきらめようとしている生徒がいたら、私ならこんな言葉を贈ります。
あきらめる理由を探すのではなく、続ける理由を探しなさい。
このブログをお読みの保護者の方は、そんなタイミングがあれば、わが子にこの言葉を伝え、勇気を鼓舞してもらえればと思います。
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