箕面三中もと校長から〜教育関係者のつぶやき〜

2015年度から2018年度に大阪府の箕面三中の校長を務めました。おもに学校教育と子育てに関する情報をのせています。

芸術の役割

2020年05月05日 08時49分00秒 | 教育・子育てあれこれ








アートといえば、美術や芸術につながり、なにか美しいものとかきれいな作品を連想する人が多いものです。

私が思うアートとは、人の心の底に光を当て、照らし出し、感情を動かせ、その人の価値観までも揺さぶるものです。

これを実感するようになったのは、中学生の吹奏楽の演奏(コンクール)を聴いたときでした。

また、ミュージカル「ミス・サイゴン」でキムが亡くなるときのクリスの絶叫シーンを観たときにも感じました。

音楽が舞台シーンが心の底に光を当て、明るさとともに今までになかったような、言葉では表現しにくい感情が湧き上がってきました。

その状況をなんとか言葉にするならば、「よかった」とか「すごく感動した」という言い方になってしまうのでないかと思います。

いい音楽や美術は、聴く人や観る人の心に届きます。

新型コロナウイルス感染防止のため、アーティストには、発表の場が制限され、限られています。

社会全体に閉塞感が立ち込め、気分が沈みがちな今だからこそ、芸能や芸術の役割、つまり人の心の奥底に光をあてる機会が必要なのです。



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