2050年頃には、世界の人口は100億人を超えると予想されています。
食糧問題が深刻になります。
地球上のスペースは限りがあり、人口飽和状態になったとき、今のままでは人間の切り捨てが起きるのでないかと私は懸念します。
そもそも、人が生きる場が「現場」であると、わたしは考えますが、最近は現場軽視が度を越していることを危惧しています。
指示系統ではトップからダウンまでの関係をもとに、それを利用して、上から「こうしろ」「こうするべき」という指示や命令・通知・要請が現場に発せられることが多くなりました。
そして、その運用については、現場に委ねます。
これは、現場を預かる者にとっては大きなプレッシャーになります。
指示や通知を出すまでに、現場とどれだけ意見交換して、考えや実情を出しあい、摺り合わせを行うかが必要不可欠です。
状況を勘案してその指示や通知に従わない対応をした現場は、「従わなかったからです」と容赦なく責任を追及されます。
以前、堺市の学校給食でO157食中毒が起こり、児童が亡くなった事件がありました。
その後、学校給食を再開するかどうかが堺市での大きな懸案となっていました。
そのとき、再開を決定した最終の決め手は現場のは親御さんの声でした。
わたしたちの地域では、生活が苦しく、とくに母子家庭では、子どもに弁当を持たせることがたいへんです。どうか給食を再開してほしい。
この悲痛な現場の声で、給食再開が決まりました。
迷ったときには、現場に聞け。
これが、変更や新しい方針を打ち出すときの大原則です。
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