なかなか出口が見えない新型コロナウイルス感染症です。
もう、うんざり。
この思いが、緊急事態宣言が出ても、人びとに不要不急の外出を控える気にさせなくするのかもしれません。
たとえば、神戸市三宮や元町などのたくさんのスポットでの人出は、緊急事態宣言(1月13日)が出された翌日には、前の週の7日より増えました。
ワクチンが使えるようになるのも、まだ不透明です。
自分が原因で起こったトラブルなら、気を取り直して前を向くこともできるでしょう。
自分の力ではどうすることもできないときは、心が重くなります。
さらに、世界中に広がってしまい、逃げる場所もありません。
こんなとき、人は前向きな気持ちになるのは、かなり難しいのです。
まして、今の季節は冬です。それもかなり寒さが厳しい今年の冬です。
周りの景色も冬枯れで、殺風景です。風が冷たい上に、歩いても、歩いても、どこにもたどり着けないような気分になります。寒さが身に染みてきます。
そんなとき、わたしは中学校の卒業式前の、明るい光を想像します。だんだんまわりが暖かくなってきて、校庭の木々も芽吹く瞬間を「いまか、いまか」と待ち望みます。
どんな長い冬にも、必ず終わりが来ます。季節は必ず巡るのです。殺風景な景色は必ず変わり、緑色に変わります。
それを信じて、いまは自分にできる限りの、目の前のことを一つずつ片づけるしかないのでしょう。
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