教員の欠員に対して、補充が追いついていません。
病休や産育休による欠員補充の教員がなかなか見つからないのです。
それは、今の全国的な傾向です。
すでに2021年5月段階で、約1600校が必要定数の教育が足りず、2000人以上の欠員が出ています。
教員志願者も減っています。
減っている原因・理由はいろいろとあります。
教員採用試験の全体スケジュールが民間と比較して遅いこと。
長時間の勤務、過酷な労働条件が社会に知られるようになり、敬遠する人が増えている。
そのため、教員採用試験試験の応募が減り、倍率も下がっていると考えられます。
採用倍率が高すぎるのは考えものですが、逆にあまりにも倍率が下がると、資質に課題があったり、力不足の人が教員になるという困った事態になります。
文科省は教職のやりがいを知ってもらおうと「教師のバトン」をツイッター(X)上のプロジェクトとして立ち上げました。
でも、その思いとは裏腹に現場の教師からの働き方についての不満で炎上しました。
教職のPRをして志願者を増やそうとするのもわからなくはないですが、学生の力を高めるための教職課程の充実も、一方では大きな課題です。



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