箕面三中もと校長から〜教育関係者のつぶやき〜

2015年度から2018年度に大阪府の箕面三中の校長を務めました。おもに学校教育と子育てに関する情報をのせています。

みんなの幸福を願うこと

2024年10月28日 06時03分00秒 | 教育・子育てあれこれ
ジャン・ジャック・ルソーは、『社会契約論』で有名ですが、さまざまなジャンルの思想に影響を与えた18世紀のフランスの哲学者です。

彼は教育の分野でも、卓越した教育観を示しており、わたしもその思想を研究しました。

ルソーの教育観をひとことでいうと、「消極的教育」という考え方になります。 大人の役割は、それを援助することにあるというものです。

これは、教育のなかでも、とくに保育の場での実践理論に、現在もいかされています。

さて、そのルソーは、教育のジャンルを超えて次のような言葉も残しています。

一般的に、人間の意志は、常に正しく、常に公の利益をめざす」

人は、何か行動を起こそうというときには、「これは正しい行動だろうか」「この行動は、みんなのために役立つだろうか」ということを、念頭に置いておくことが大切です


自分の利益のためだけに行動するのではなく、みんなの幸福を思い、みんなのために貢献することを大切にして、行動していくほうがいいということです。


それは、結局その人自身の幸福につながるのです。






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