今日(11/20)のちた塾「歌で世界を旅してみませんか?」は、カンツォーネ「夢みる想い」。
邦題「夢みる想い」は、 ジリオラ・チンクェッティ(Gigliola Cinquetti,1947-)が1964年のサンレモ音楽祭で優勝した曲、また同年のユーロビジョン・ソング・コンテストでイタリアからの出場者として初めて優勝した曲です。当時ジリオラ・チンクェッティは16才、清純で健康的なイメージと歌唱力で爆発的な人気歌手になりました。その人気は日本にも伝わり、この曲は伊東ゆかりさんがカバーしました。日本でサンレモ音楽祭が有名になったのもこの曲からです。
「夢みる想い」のタイトル名は、1965年のイザベル・ギャルが歌った「夢見るシャンソン人形」(Poupée de cire, poupée de son)のタイトルにも影響を与えています。当時の日本では、ヒット曲が出ると似たような題名が流行語のように使われました。(今も同じような状況ですが…)それで、原題とはかけ離れた邦題の歌が多くあります。Non ho l’etàは「年ではない」という意味で、未だ恋をする年齢ではないということを言っています。ただ、ジリオラ・チンクェッティの当時の年齢が16才であっても早すぎるという感覚はなかったと思います。ここは控えめでシャイな少女、恋に憧れる少女の心境を現しています。ですから「夢みる想い」の邦題は「Lascia che io viva un amore romantico」の歌詞のイメージですが、大変良くこの歌の内容にマッチしています。とても叙情的で素直な曲、そしてこんなにも美しい言語であるイタリア語の魅力溢れる傑作だと思います。
Non ho l’età
Non ho l’età
Non ho l’età per amarti
E non avrei
Non avrei nulla da dirti
Perché tu sai molte più
Lascia che io viva un amore romantico
Nell’attesa che venga quel giorno
Ma ora no
Non ho l’età
Non ho l’età per amarti
Non ho l’età per uscire sola con te
Se tu vorrai
Se tu vorrai aspettarmi
Quel giorno avrai tutto il mio amore per te
Lascia che io viva un amore romantico
Nell’attesa che venga quel giorno
Ma ora no
Non ho l’età
Non ho l’età per amarti
Non ho l’età per uscire sola con te
Se tu vorrai
Se tu vorrai aspettarmi
Quel giorno avrai tutto il mio amore per te
まだそんな年じゃないの
まだそんな年じゃないの
あなたを愛するなんてまだそんな年じゃないの
あなたといっしょに出かけるなんてまだそんな年じゃないの
それに何もないの
話すことなんて何もないの
だってあなたはわたしよりずっと物知りだもの
ロマンチックな恋の気持ちで居させて
その日が来るまで待ってるの
でも今じゃないの
まだそんな年じゃないの
まだそんな年じゃないの
あなたを愛するなんてまだそんな年じゃないの
あなたといっしょに出かけるなんてまだそんな年じゃないの
もしあなたが望むなら
わたしを待っていたいともしあなたが望むなら
その日にはわたしの全ての愛はあなたのもの
ロマンチックな恋の気持ちで居させて
その日が来るまで待ってるの
でも今じゃないの
まだそんな年じゃないの
あなたを愛するなんてまだそんな年じゃないの
あなたといっしょに出かけるなんてまだそんな年じゃないの
もしあなたが望むなら
わたしを待っていたいともしあなたが望むなら
その日にはわたしの全ての愛はあなたのもの
日本版「夢みる想い」は、伊東ゆかりさんが歌いヒットしました。
作詞M.Panzeri & Nisa/あらかわひろし作曲M.Panzeri & Nisa
あなたに愛され
愛するその日を
夢見る私は
あなたと二人で
デートをするには
まだ 早いかしら
この胸の このときめきを
あなたは
笑わないで ほしいの
あなたに愛され
愛するその日を
夢見る私を あなたが
待っててくれたら その愛は
あなただけのもの
この胸の このときめきを
あなたは
笑わないで ほしいの
あなたに愛され
愛するその日を
夢見る私を あなたが
待っててくれたら その愛は
あなただけのもの
先生から少女の頃の恋心を思い出して、歌ってみてくださいとのご指示が…。
中々難しいご指示でしたが、何とか少女の気持ちになって歌いました。
最後に、言語(イタリア語)で歌ってみたいと言う意見が。
残念ながら、今回は時間の都合上できませんでしたので、次回の「雪が降る」は是非原語(フランス語)で歌いましょうと言うことに。
とっても楽しみ
上手くできたら、忘年会の出し物にしようっと