恵理の日記帳

平凡な日々の中で、ささやかな出来事を書いています。

祖母の水仙

2010-03-23 17:57:14 | Weblog
働き者だった『明治女の御祖母ちゃん』は、朝も暗いうちから薪で御飯を炊き、日中は畑仕事も行っていました。
野菜や果物は勿論、仏壇に上げる花も沢山作っていました(農地試験所でも働いていたそうです)

祖母はグラジオラスの花が好きだったのですが・・・
花壇には芍薬・牡丹・水仙が、季節ごとに彩られていました。

そして、毎年咲く八重の水仙を見て、私は綺麗だと思っていました。
その素朴な花が好きでした。

長い年月が経って、いつしか八重の水仙は自宅の花壇から消え去っていました。

                                        

約2年前から、自宅の花壇や畑の作業を(私一人で)するようになりました。
果物の苗木も沢山植えましたし、季節の無農薬野菜を食卓に出すことが出来るようになりました。
花壇にも沢山の花が咲くようになりました

去年の秋、畑の土を運んで、果樹の根元に置いたのですが・・・
その場所から昔の八重の水仙の葉が出て、蕾を付け始めているのを発見

傷つけないように根元を掘って、球根を花壇に植え替えました。

        

品種改良された今風の美しい水仙ではありませんが、昔は「水仙と言えば、この古株の八重の花」だったそうです。
大切に育てて、素朴な水仙の花を沢山増やしていきたいと思います。



コメント (2)
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