恵理の日記帳

平凡な日々の中で、ささやかな出来事を書いています。

送別会の花は良い香り

2015-03-29 21:49:35 | Weblog

      

           蕾だった花も、綺麗に開き始めました

                        

十数年前に妹から貰ったカップを、新しい職場にも持っていきます

三つの職場で愛用し続けていますが、本当に丈夫なブランド品ですね~

                数字の 『1』が五つ ラッキー    (姪から貰った財布も長持ち

 

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不来方の青い空(4)

2015-03-29 20:53:37 | Weblog

      

                   盛岡の不来方城

 

盛岡駅までの道のり、車を運転する人(次男の父親)は黙っていました。

そして、駅前の駐車場に車を停めると、私と次男の方を見て「蕎麦でも食べようか?」と言いました。

三人で蕎麦を食べている間、次男の父は何か言いたそうな顔をしていました。

改札口に向かうと「じゃ、気を付けて!三重に着いたら電話しろ、手術の日には行くからな」と言って、次男の父は寂しそうな・・・無気力な後ろ姿で去っていきました。

私が盛岡に嫁いだのも五月、次男の手術を三重で受けるために去りゆくのも五月でした。

私は2歳になったばかりの次男の小さな手を引いて、東北新幹線に乗りました。

長男と三男は(次男が仙台の東北大附属病院に検査入院している間に)三重の両親が迎えに来てくれて、すでに三重の実家で暮らしていました。

真新しい座席に着くと、私は次男を膝の上に乗せて、ずっと窓の外の景色を眺めていました。

盛岡で知り合った人々、友人達、御世話になった人々、ひとりひとりの顔を思い浮かべながら・・・懐かしい幾つもの山を越えていきました。

そんな思いつめたような私に、隣の座席の女性が話しかけてくれたり、次男に「みかんをどうぞ」と渡してくださったりしました。

私は御礼を言うと、その後も窓から見える景色だけを眺めていました。

涙を見られたくなかったからです。

でも、その涙は哀しみではなく、希望につなげたい涙だったと思うのです!

 

 

 

 

 

 

 

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