「手術して治る病気ではなく、手術してからが病気との闘いになります」
生後87日目の次男を執刀してくださった東北大学医学部附属病院の教授は、額の汗を拭きながら・・そう仰った
「手術して治る病気ではなく」とは、今更ながら「とても残酷な言葉」だと思う
それでも、次男は38歳10ヶ月まで(胆道閉鎖症としては)長生きした!
次男が生まれた盛岡の病院の産科医師は「黄疸とレバーのような便からして、たぶん、胆道閉鎖だと思う。手術はしないほうが良いと思う、予後は良くない(可愛い盛りに亡くなることが多い)医者なんてもんは、上手くいった(成功した)事例しか発表しないんだから」と諭した
私と夫の仲人の、榊〇〇荷〇社の宮司は「何も分からない幼い頃ならいざ知らず、成長して、これからって時にダメになってしまうことほど惨いことはない」と、同じく手術に反対だった
「本人にとっても辛いし、母親にとっても、こんな悲しいことはない」と・・・
しかし、手術したからこそ、次男は尊い人生を送れたんやと思う
2回の手術や、痛い治療、検査なども沢山あったけど・・小学校4年生から38歳頃までは、何事もなく普通に日々を過ごせたのやから!
沢山の友人達にも恵まれたし、旅行にも行ったし、好きになった女性もいた(#^^#)
私にとって、次男は「福の神」であり、青い鳥のように・・沢山の幸せを与えてくれた!