本日は築地で海鮮丼を食べつつ、歩いて銀座方面へ。
途中で
日産本社ギャラリーに立ち寄り
前回時間的に試乗できなかったV36クーペの試乗などをしてみる。
※ケンメリで行ったわけではないので今回はカテゴリが違います(笑)
予約をして、時間になったらカウンターで説明を受けて、いよいよクーペに乗り込む。
33年前のケンメリから最新型のV36クーペへ一気に進化。
→
このギャラリーの試乗はディーラーの試乗と違って単独で行うことができる。
事前の説明で、
「試乗でスピード違反などで
捕まる方が多いのでお気をつけて」
とアドバイスをもらう。
そんなやついるのか?
鍵や緊急連絡先と非常用携帯の入ったクリアケースを受け取り、自分の荷物を後ろに。
この辺りの所作はケンメリと同じ。
ホールド性のよいシートに座り、説明を受ける。
「鍵刺さなくても、ブレーキ踏んでボタン押していただければエンジン掛かりますよ」
ここで慌てふためいてはいけない。
なぜなら自分がディーラー勤めの時代にも既にそうしたシステムの軽自動車があったからだ。
と冷静を装ってスタートボタンを押す。
キュキュ・・・VOWN!
すげーっ、エンジンかかった!
もう素直に驚いてしまった。
コックピットに映し出される各種メーター類を見ながら、軽い説明を受ける。
ケンメリGTと同じ木目内装ですね!(え!?)
さっそくゆっくり発進していざ公道へ。
免許取得して初めて行動に出る頃の心境。ちなみに本当に公道に出た時は、最後の車庫入れで新車のR33を
擦った苦い思い出があるので、悲劇を繰り返さないようにしなければ。
ケンメリ、R33から比べてもやはり大柄なボディ。
しかしながら、アクセルをちょっと踏んだだけで(感覚的にはR33GTSで40km/h」くらいか)既に
60km/hほど出てしまう様な感覚。
スピード違反というのもあながち大げさではないのかもしれない。
(捕まるのはまた別の問題ですけど)
5分、10分ほどで少しずつ慣れてきた。
銀座周辺なのでがら空きではないものの、ちょっと離れると見通しの良いところがあるので、アクセルを
ほんの少し踏み込むとさらに加速。
車重は軽くない車だが、加速は中々。
加速の最中も、ゆっくり走ってるときもロードノイズはおろか、エンジンの音すらほとんど聞こえない。
試しにつけたラジオも実に良く聞こえる(BOSEサウンドシステム?)
ナビも全然優秀だし、当方からしたら非常に至れり尽くせり。
一昔前の純正品は社外品に劣る、といようなことは全然感じられない・・というか、現在の最新のナビやら音響システムが
いかほどのものか知らないのだが、自分が使う分にはこれに乗ったらオートバックスなどで買うものは何もないような気がする。
なんだかにわか評論家というか、いかにも
「ボク車に詳しいんでちゅ」
みたいな書き方だが、
比較対照が33年前のケンメリなので参考にはならないこと請け合い。
月島から晴海に入り、勝鬨橋を渡る。
今日は東京湾花火大会があり、夕方16時半の時点で既に晴海近辺は人ごみがすごいことに。
先導や警備のパトカーをさけながら、晴海通りをギャラリー方向へ走る。
時間にして20分弱のドライブだったが非常に楽しめた。
無事帰ってこれた安心感と、思いがけず試乗できた高揚感にドキドキしていると
担当していただいた方より軽いアンケートを求められる。
「今、お乗りの車は何ですか?」
の問いに
「ぼ、ぼく、ケンメリに乗ってるんです!」
と回答。
普通は(最近入社した経験の浅い人などだったら)
「ケンメリ?」
と来るのだが、なんと担当していた方は
元日産テストドライバーでジャパンまで担当していた方だった。
当然、当時ケンメリに乗って自分でも買って乗られていたとか。
車から降りても驚いた。
しばらく会話を楽しんだ後、少し椅子にかけて休憩。
たまたまギャラリーに来ていた外国人夫婦(?)の方がR35をその場で購入(!?)しているのを目の当たりにし、
こちらも思わず感極まって
「V36クーペの赤いのください」
と口に出そうに・・・なりませんでした。
とりあえずミニカーで我慢しつつ、試乗できた喜びをかみしめるのでした。
言い訳:たまには新しい車も乗らせてください。