緑には、東京しかない

千葉県の東京寄りに住んでいる私「緑」が大好きな東京の散策写真のブログを作ります!!!

開業後のグランルーフ:東京駅の八重洲中央口から見上げるグランルーフ PART2

2013年10月17日 18時34分03秒 | 東京駅周辺


高さ約9メートルの位置に建設されているペデストリアンデッキの真下を散策して、グラントウキョウサウスタワー方向へ向かって歩いていきます。大階段の脇部分の壁面は、綺麗な緑化が施されていました。




グランルーフと外堀通りに囲まれている一角では、現在でも駅前ロータリーを再整備するための工事が続けられています。




タクシー乗り場や、中長距離の高速バスターミナルも暫定の場所に設置されていて、工事現場を迂回して進まなければいけません。グランルーフの前面周辺も工事用フェンスで仕切られていて、一般人が歩けるエリアが狭くなっていました。




八重洲中央口と南口の間のカーテンウォールには「TOKYO STATION CITY GRANROOF」の表示板が掲げられていました。2004年9月から始まったツインタワー建設から数えると、丁度9年目になって八重洲口全体の再開発工事が一通り完了したわけですね。




グランルーフの案内板も至る場所に設置してありました。八重洲地下街のレストラン街と一体化される形で、飲食店街なども地下階に併設されていました。




振り返って撮影してみると、工事用フェンスの存在が目につきます。来年2014年の秋には駅前ロータリーなどが完成するので、広大な空間が生まれるのでしょう。




以前から八重洲口前に設置されていた交番も、新しくなっていました。




全長約230メートル、高さ最大27メートルの巨大な幌屋根を支えているピラーをそばから撮影しました。実際に脇から見上げてみると、とても太い柱なのがわかりました。




グランルーフの巨大な幌屋根の建設作業は予想以上に難しかったらしく、構造物の背後には日本の大動脈・東海道新幹線が日中でも5分間隔で発着し、八重洲口周辺の人通りに配慮しながら工事を進める必要があったそうです。




天気が良くて日差しの強い日に下から幌屋根を見上げてみると、幌を支えている屋根鉄骨の構造部材の形を眺めることが出来ます。これらは三次元測量を実施しながら構築していったそうです。




屋根鉄骨の大梁は、16.0~35.4メートルの長さに及ぶのだそうです。遠くからこの幌屋根を眺める分には小さく見えますが、そばから見上げると巨大な構築物であることに圧倒されます。




グランルーフの南側寄りにはJRバス関東を中心に発着している高速バス乗り場が新設されていました。このバス乗り場はグランルーフが完成する以前から部分的に供用されています。




幌膜を支持する鉄骨フレームは18メートルピッチで計14フレーム並んでいます。膜の張力が何らかのバランス作用をして鉄骨ともに全体を支持する構造ではなく、自立完結した鉄骨構造に膜の張力がかかる構造になっています。




一般的な膜屋根工事では鉄骨の上に膜を張るので、その場合は重機で吊り上げて張り広げることができます。しかし、この工事では幌膜を鉄骨の下に張ることになっています。下から見て「一枚物」の膜が張ってあるように見せるデザインだからです。




実際に幌膜を張る作業は、クレーンで幌膜を巻いてあるロールを引き上げて、何と人力で広げていったのだそうです。作業は夜間に実施され、仮止めを施した後に、鉄骨フレームに固定する作業が行われて完成です。




南端部からグランルーフの幌屋根の全景を見上げて撮影しました。次回の記事からは、早速ペデストリアンデッキを散策していきます。

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