JR東日本 新宿交通結節点整備工事:工事進捗率70% 2015年10月6日
国道20号線(甲州街道)がJR新宿駅の構内南側を渡っている新宿陸橋の南東側、以前の新宿駅の新南口駅舎跡地で建設中の高層複合ビル「新宿駅新南口ビル(仮称)」です。地上33階・地下2階建て、高さ170メートルの高層ビルで、1~5階に商業施設、6~33階にオフィス機能、地下1・2階に約280台収容できる駐車場を配置します。高層複合ビルの正式名称は「JR新宿ミライナタワー」に決定しました。低層階部の商業施設と線路上空部の文化施設等はルミネ、オフィスはジェイアール東日本ビルディングが運営します。また駅南側の線路上空2階に新駅舎を設け、構内にもルミネが手がける店舗を展開します。
隣接した場所で整備中の、国土交通省が事業主体の「新宿交通結節点」の建物と直結していて、ビルの下部には東西方向に自由に行き来できる通路が設けられます。
外観(甲州街道側より)完成イメージです。
断面図です。
広場(東側より)完成イメージです。
広場(鳥瞰)完成イメージです。
建物名称 「JR新宿ミライナタワー」
所在地 東京都渋谷区千駄ヶ谷五丁目他
構造・規模
鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造
地上33階、地下2階 建物高さ約170m
延床面積 約111,000㎡
建物用途
オフィス(6~33F):約77,200㎡
商業施設(1~5F):約9,400㎡
文化交流施設(交通結節点上部5~7階):約3,600㎡
駐車場(B1F~B2F):約280台
運営会社
オフィス・文化交流施設:株式会社ジェイアール東日本ビルディング
商業施設:株式会社ルミネ
設計
JR東日本 東京工事事務所・東京電気システム開発工事事務所
株式会社ジェイアール東日本建築設計事務所
施工 未定
スケジュール
鉄道防護工事(事前工事):2012年9月(予定)
本体工事着工:2013年9月(予定)
完成:2016年春(予定)
その他
既存駅舎撤去工事:2010年11月~2011年8月
埋蔵文化財調査・更地化工事:2011年10月~2012年9月
プレスリリース:JR東日本の報道資料 2012年9月4日
新宿駅周辺が回遊性のある交流拠点へと進化します
プレスリリース:国土交通省関東地方整備局 東京国道事務所のページ
新宿駅南口地区基盤整備事業 新宿交通結節点整備
プレスリリース:JR東日本の報道資料 2015年9月5日
新宿駅が生まれ変わります ~新たなランドマークとなる複合施設が誕生します~
プレスリリース:国土交通省関東地方整備局の報道資料 2016年1月8日
新宿南口交通ターミナル 愛称が決定しました!!
JR新宿駅の東南口前から撮影した新交通ターミナルビルの「バスタ新宿」の全景です。JR新宿ミライナタワーの低層階部分と一体化されています。
南東側から、高島屋新宿店(タイムズスクエア)のペデストリアンデッキ前から撮影した「バスタ新宿」の交通ターミナルビルの全景です。
交通ターミナルビル自体は既に完成しているように見えて、現在はデッキなどの周辺工事が行われているみたいですね。
南側から、新宿サザンテラスと高島屋新宿店を結ぶペデストリアンデッキ上から撮影したバスタ新宿の構造物の全景です。真下にはJR在来線の線路群が通っています。
南西側から、新宿サザンテラス入口前から全景を撮影しました。
交通ターミナルビルの屋上などには広場が整備されていることになり、緑化作業が進められていました。
駅ビル施設棟をズームで撮影してみると、屋上に街路樹の木々が植えられているのが発見できました。
交通ターミナルビルは2階が歩行者広場と駅施設、3階がタクシー乗降場、4階が高速バスターミナルが整備されることになります。
現在は新宿サザンテラスの人工地盤と一体化されることになる広場が整備工事が行われています。
カーテンウォール壁の取り付け作業が進められている印象が強かったのですが、エレベーターや非常階段など、まだ鉄骨がむき出し状態になっている個所も多かったです。
小田急新宿駅の商業施設「ミロード」前から撮影した「バスタ新宿」の全景です。
20年ほど前に開業した「新宿サザンテラス」の歩行者デッキの全景です。バスタ新宿の開業によって、ようやく新宿駅南口一帯もターミナル駅らしくなってきました。
「新宿駅新南口ビル(仮称)」「新宿交通結節点整備工事」の地図です。