
大手町二丁目地区再開発事業:工事進捗率3% 2016年1月19日
大手町のオフィスビル街の北端部に位置している東京国際郵便局や日本郵政公社東京支社、東京遁信博物館(ていぱーく)などが入っている遁信ビルや東京国際郵便局の建て替え工事です。2014年の夏季頃から、解体工事のための工事用フェンスの設置工事が始まっています。3つのオフィスビル跡地には、高さ179メートルと170メートルの2棟の高層オフィスビルが建設され、国内最高水準の通信環境を整備して「国際的なビジネスセンター」としての機能を強化することになります。
延べ床面積は34万6000平方メートルで、2015年6月の着工、2018年5月の完成を予定しています。
本事業の特徴
1)国内最高水準の通信環境の整備による国際的なビジネスセンターの機能強化
1.国際最高水準の情報通信基盤の整備
2.大手町地区の国際カンファレンス機能の強化
2)大手町地区の業務継続能力の向上
1.大手町地区における地域冷暖房施設のループ化の実現
2.災害時の業務継続を可能とする自立性の高い電源の導入(ガスコジェネレーション、非常用発電機)
3.帰宅困難者を受け入れ支援する災害対応能力の強化(一時滞在施設、防災備蓄倉庫)
3)うるおいのある快適な都市基盤の創出
1.大手町と神田をつなぐセントラルプロムナードと日本橋川を渡る人道橋の整備
2.サンクンガーデンの整備等による魅力ある立体的都市広場の形成

再開発計画の配置図です。

断面図のイメージです。

南西側から見た完成予想図です。
再開発事業の概要
所在 東京都千代田区大手町二丁目1番17から34
用途 事務所、店舗、カンファレンス、地域冷暖房施設、駐車場等
敷地面積 約19,900㎡
延床面積 約354,000㎡(A棟:約202,000㎡ B棟:約152,000㎡)
建物構造 鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造
建物規模 A棟:地上35階、地下3階 B棟:地上32階、地下3階
建物高さ A棟:約178m B棟:約163m
建築主 A棟:NTT都市開発㈱ B棟:都市再生機構
設計 A棟:㈱日本設計 B棟:㈱大林組
監理 A棟:㈱日本設計 B棟:日本設計・NTTファシリティーズ共同企業体
施工 A棟:㈱竹中工務店 B棟:㈱大林組
建築工事期間 平成27年5月15日~平成30年7月(予定)
再開発事業のスケジュール
2014年3月 権利変換計画認可(予定)
2015年6月 工事着手(予定)
2018年5月 建物竣工(予定)
2019年3月 事業完了(予定)
プレスリリース:NTT都市開発株式会社他発表の報道資料 2015年5月11日
大手町二丁目地区第一種市街地再開発事業 施設建築物新築工事着工のお知らせ

南西側から撮影した「大手町二丁目地区第一種市街地再開発事業」の再開発工事現場の全景です。多数の工事用作業クレーンが展開していました。

地下の基礎部分の工事が行われているのでしょうか。

南側から撮影した「A棟」の建設工事現場の全景です。この場所に地上35階、地下3階建て、高さ178メートルの高層オフィスビルが建設されることになります。

周辺は、東京サンケイビルや読売新聞本社ビル、大手町フィナンシャルシティなどの高層オフィスビル群に囲まれています。

A棟の建設工事現場前から撮影した大手町フィナンシャルシティの高層オフィスビル群の全景です。

再開発工事区画の敷地南側を通っている道路を、東側(常盤橋側)へ向かって歩いて行きます。

去年(2015年)の秋期に訪れた時は、巨大なモックアップ模型が設置されていたのですが、撤去されていました。

再開発工事区画の敷地東側の全景を撮影しました。

敷地南側の全景を撮影しました。

敷地東側の工事用資材搬入口群を撮影しました。

再開発工事現場の敷地北側を通っている「大手町川端緑道」の遊歩道ですが、現在は閉鎖されていて、再開発工事のための資材置き場となっています。

東側から撮影した「B棟」の建設工事現場の全景です。この場所に地上32階、地下3階建て、高さ163メートルの高層オフィスビルが建設されることになります。

同じ場所から再開発工事区画の南東角方向を撮影しました。

南東角の交差点前から撮影した再開発工事区画の全景です。

大手町二丁目地区第一種市街地再開発事業の再開発工事区画の北側一帯は、神田地区のオフィスビル街が広がっています。

大手町地区のオフィスビル街の中でも、一番北側に位置しています。

南東角前から再開発工事現場越しに、大手町フィナンシャルシティや東京サンケイビルなどの高層オフィスビル群を撮影しました。

再開発工事現場の地図です。