みどりの野原

野原の便り

8月26日 長居公園 植物園

2017年08月26日 | Weblog
サルスベリが満開 

 
すでに雄しべ雌しべは役目を終えているが、きれいな花弁は残り、長い間楽しめるところから百日紅といわれる。
    右)ベニバナトチノキ 木の先端に棘のある果実が2つ見えた。

植物園

  
サザンカにチャドクガ 触るとひどくかぶれる。触らなくても 振動で毒の棘を飛ばすこともあるらしい。恐ろしや。
固まっている今が退治時。  右)セスジスズメの幼虫 道の真ん中を尾角を振り振り歩いていた。
早く渡らないと踏まれるがな・・端の方へ持って行こうかと思った時、誰かが素早くつまんで救済。よかったね。

 
イナゴマメ 鞘は大きくなっていたが種は実らなかったようで、実なし。
       右)イナゴマメの葉にはイラガの食痕 上の方にイラガの幼虫が固まっていた。


エンジュの花にクマバチが来ていた。クマバチは花の根元外側から口吻を刺して蜜だけを吸うという。
盗蜜といって花粉を運ばず蜜だけを吸い取る行動。

ソテツは裸子植物。雄株と雌株がある。

 
ソテツ雌株 中央にあるボール状の塊は大胞子葉の集まり。
               右)大胞子葉の根元に付いた胚珠が成長して種子になる。

 
雄株 小胞子葉の集まり小胞子葉錘(枯れたもの) 
            右)小胞子葉の裏には小胞子(花粉)を出した後の開いた胞子嚢が見えた。


果実のように見えるソテツの「実」。先端には果実の特徴である「めしべの跡」はなく、小さな穴が空いていた。
穴から出る液(受粉滴)に花粉が付き、種子の中へ引き込まれ、精子が少し泳いで卵に付く。
これは原始的な植物にみられるシダや裸子植物の受粉の仕組みらしい。
    
 
ハマナスは花もまだ残っていたが、赤い「実」がたくさんできていた。
「実」の先端に残るのはガク。ガクの下の子房が膨らんで「実」になっている。子房下位。
    右)切ってみると、中の白い粒々はめしべにつながっているのか見える。
「種」のように見える白い粒々は「果実」ということがわかった。
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