娘が「8月に台北に行く。もう飛行機の切符買ったよ」という。
今年に入って3回目の台湾行き。
「私も行きた~い。連れて行ってよ」・・急遽付いて行くことになり、宿も取り直しててくれた。
私の海外旅行は2020年11月インドネシア ボゴール~チボダス旅行 以来。
コロナ以来初めての海外旅行。
台湾は3回目(2006年2月妹たちと台北・2011年8月に娘と高尾~台北)
行きは9日の早朝便・帰りは12日の最終便の予定。
なので、8月8日(木)娘宅で前泊。
8月9日(金)5時に娘宅を出発。関空から7:50発のシンプルビーチに乗る。
約3時間で、台北・桃園空港に到着。
空港駅からMRTで台北車站(駅)へ。
台北駅からホテルに向かう途中、昼ごはんを食べる。
店先でワンタンを包む店員さん。
大きいワンタンが5つも入ったアツアツのワンタンスープとミミガーの小鉢の昼食。
そしてホテルに荷物を預ける。
「台北植物園」へ行く予定で、MRTを乗り継いで、最寄り駅「小南門駅」に到着。
出てみると、外は大雨。ええ~っ。この雨では歩けない。
急遽、目的地を「国立台湾博物館」に変更。ちょうど、客を降ろしたタクシーに乗る。
国立台湾博物館 本館
国立台湾博物館
なぜか門を入った両側に銅製の牛(円で囲ったところ)がある。
天神さんと関係でもあるのか?思ったが・・
『日本統治時代の台北神社の遺物。 2つの牛像は造られた年も、作られた理由も、材質も違う』のだそう。
国立台湾博物館 本館 正面
前身は、日本統治下、日本政府が台湾南北縦貫鉄道の開通を記念するためにに1908に設置した「台湾総督府博物館」 台湾で最も歴史のある博物館。
台湾の祖国復帰後、所属や名称が変わったり、改修も行われた。
妻入り屋根を支える6本の柱は神殿のよう。立派な建物だ。
(屋根の後方にドーム屋根がチラリと見える)
入場料30元は、後で行く「分館」 と共通券
65歳以上の割引があったような。
32本の円柱が囲む。エントランスホール
美しいドーム天井 感動! (全体の写真が撮れません)
階段
2階からエントランスホールの柱を見る。上部の細かい彫刻はアカンサスのデザインか?
この博物館には、台湾の自然関係や歴史など膨大な展示がある。
植物・動物などの標本や化石・骨格標本・鉱物・貝・工芸品・・
いくつかだけアップする。
骨格展示
動物の剥製 センザンコウも。
左)愛玉(カンテンイタビ)・ 右)石花菜(テングサ)
外来植物展示 南京油桐・銀膠菊(日本名はない)・ギンネム
龍宮翁戎螺(リュウグウオキナエビス)
深海に棲む巻貝で、貝殻の半周程の長さまで細い切れ込み(スリット)がある。
今年1月に、西宮市貝類館で初めて見た時、切れ込みにどんな意味があるのかと不思議に思ったのだった。
そして、博物館に関わった学者の紹介も。
川上瀧彌(台湾総督府博物館主任館長) 植物学者 毬藻を発見した。
他にも、菊池米太郎(動物学者 台湾の動物の採集標本)
鉱物の標本を集めた人や博物学者など、大勢の日本の学者が紹介されていた。
日清戦争後、1895年から第2次大戦で敗戦する1945年までの50年間も、台湾は日本の植民地であり、台湾にとってはつらい時代だったことを考えると、複雑ではあるが、博物館に貢献した日本人もいたわけだ。
ニニ八和平公園
国立博物館に接するように公園がある。
公園から国立博物館のドーム屋根がよく見えた。
菩提樹(日本でインドボダイジュと言われているもの)
「台北市受保護樹木」の札が付いていた。
グァバ? 青い果実があった。
フクギ 黄色くて食べられそうだが人は食べない。
オオコウモリの餌になる。
日本では見慣れない鳥 ズグロミゾゴイの幼鳥??
ドバト・キジバト・スズメ・・日本と同じ。
リスの姿も見かけた。
池の中に中国風の建物
ガジュマルの気根の間にマツバランのような植物が着生。
町に出て、ファミリーマートでアイスバーを買う。
国立台湾博物館の別館「古生物館」へ。
国立台湾博物館本館の向かい側にある。
この建物はもともと日本勧業銀行台湾支店として1933年に建てられたもの。
巨大な円柱が目立つ神殿のような外観は国立台湾博物館と感じがにている。
当時としては新しい「コンクリート造り」だそうだ。
中に展示してあった当時の新聞には「台湾で初めての冷房装置 金庫だけでも51坪」と書かれていた。
立ち並ぶ円柱と建物の間の通路には現代のものと思うが可愛い模様が描かれている。
入口には「土銀(土地銀行)展示館」の文字
「日本勧業銀行台湾支店」(日本統治時代)は戦後「台湾土地銀行」となる。
近くには現在も営業している台湾土地銀行がある。
日本勧業銀行台湾支店設立 通帳印字の機械
重々しい金庫の扉 中には棚も残り、資料が残されている。
古生物の展示
恐竜化石
恐竜の卵の化石。すごい!たくさん固まっている卵、初めて見た。
大陸と陸続きだった時代に恐竜もたくさんいたのね。
鸚鵡嘴龍(プシッタコサウルス)復元模型
ほんと。くちばしはオウムのよう。
頭足類の化石
博物館の展示、知りたいのに説明文も言葉がわからないためもどかしい。
建物が美しく、印象的だった。
ロッカーに「植物の押し葉飾り」 グッドアイデア。
ホテルに戻り部屋に荷物を運び入れる。
部屋はゆったりして気持ちが良い。
シャワーをしてから、夕食を食べに出かける。
虱目魚専売店。私は聞いたこともない「虱目魚」の粥を注文してみる。
えび・空心菜は2人で食べる。
味は?あっさりした白味魚の感じ。特段変わった味はしなかった。
ショーケースに入っていたのが「虱目の魚」らしい。
深海魚なのか?
先ほど入った古生物館がライトアップされていた。
朝早かったので、早めに就寝。
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