ちび庭日記

借り家住まいのちいさな庭の植物達を中心に、身近に感じたことを載せてゆければいいな~と思っています…(^_^)。

蘇州・寒山寺4 お庭拝見。

2009年10月30日 | 蘇州、上海旅行
テーマパークのようなかわいらしさですが、由緒あるお寺です。


こんなディテールもたまらない。


さて。仏像の説明をしている列をちょこっと、離れまして。おじゃまさま~。

お寺の奥にあるお庭。左側。

んで、右側。観光客はだ~れもいな~い。


園路の舗装装飾はお約束。


か~わい~い。ほんと、きれいにしてありますね~。管理、まめすぎ。


石の白と緑のコントラストがぱっちり。


…日本のお寺の庭と違って、瞑想するというよりは、幽境に遊ぶといった雰囲気。

そう。日本のお庭では、土地の石を使うので、色としては景色にとけ込んで目立たないのですが、こちらで使われるのは、ほとんどが白く奇妙な形をした名石、「太湖石」。

こちらのお庭というのは、いわく「天上界」を表しているのだとか。つまり、この太湖石は、「雲海」を表しているのだそうです。そして、太湖石に開いているいくつもの穴は、「異空間への入り口」を連想させるものであるとか。

なるほど~。日本では、白砂で流れや海を連想させたりしますもんね。
考えてみたら、あんまり中国のお庭で滝流れってイメージないなあ~。どちらかといえば、大きな湖や川って感じ。大陸なだけに、平面的な水っていうんでしょうか。そう言う意味では、中国でより造形的なのは雲、なんでしょうかね~。あと、水の表現よりは「山道」の表現が秀逸なんですよね~。

どうですか?桃源郷への入り口が見えそうですか?(^_^)