梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

テレビの影響と虐めの事

2011-05-06 09:22:14 | 雑記
なり前だがテレビ番組で「ザ’我慢」と言う番組が有った、売れない芸人を熱いお湯に入れたり重い物を持たせたり辛い物を食わせる、仕舞いには痛みを我慢させる、
痛がったり熱がったりする様を手をたたいて面白がると言う番組で悪趣味の極みだった、
問題はこの番組がいわゆる「ゴールデンタイム」に有った事でこれを見て馬鹿笑いしている家族も唾棄物だが自分はこれが「面白い」と言う事で学校での虐めの材料になる事を恐れていたのだがやはり多くの学校でこれをまねる遊びが流行って来た、子供は大人が見て面白がる物だからそれ程悪いとは思わず遊びに取り入れる、しかし番組はギャランティが有って台本があり本人承諾の上で行っていても子供は関係ない、当然我慢させる側と我慢させられる側になる、
それはこの番組が無ければ集団虐めその物の遊びである、ボス的児童が気の弱い児童を選び出して色んな苦痛を与え、苦しんだり泣いたりするのを周りではやし立てて笑う、中世の拷問よりたちが悪い、拷問は自白と言う終止符が有るがこの遊びにはそれが無い。
最近ある放送局で新しい番組の宣伝を流しているが冒頭から半分以上が小学生の虐めの場面である、この手の番組は見ないのだが恐らく内容は「虐めはいけない」と言うドラマなんだろう
しかし恐らく虐めをやっている子供達はその部分より虐められている子供の様を見て「面白い」と思う事の方が先だろう、最後まで見て「虐めはいけない」と思う様な子供は最初から虐めなぞしない、あのシーンは「ザ’我慢」と同じ危険を感じるのは私だけだろうか、
今のテレビはバラエティと言うタイプが殆どだがドラマは良識ある人間の鑑賞に耐える物は殆どないといえるだろう、原作が漫画と言うものが実に多い、漫画が悪いと言っているわけではないがテレビだから出来た表現と言うものが無いのだろうか、映画も同様で金を払っても見てみたいという物は殆ど無い、何時ごろからだろうか?映画が御伽噺のリメイクだけになってしまったのは
アメリカ映画もいい映画があったが今では魔法使いと海賊とドラゴンに囚われたお姫様を助けに靴職人が活躍する様な話ししかない、
フランス、イタリアが映画から撤退してからかなり経つが日本も原作が売れてから(それも漫画だ)しか作らないか売れたタレントを起用するだけの映画ではお先真っ暗だな