梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

ライフラインを国民に取り戻すには

2011-05-10 10:27:08 | 雑記
御前崎の浜岡原発が停止になった、大きな不安を抱える原発で静岡生まれの自分としてはほっとしている、
灯台の下から原発に向かう道路はサーフィンのメッカでもあるが此処から蒲郡まで続く砂浜と所々にある砂丘は見ごたえがある。
今はかなり汚れてしまったが大井川から流れ込む砂は石英質の真っ白な砂と黄銅鉱の砂金と間違える様な金色で関東の砂浜とは違う趣が有る。
冬の遠州灘が風は強く吹き付ける風が巻き上げる砂はまるでサンドブラスターの様な按配だが砂丘に描かれる風紋は見る度に違う景色を描く、
波は荒く小型の漁船は時に船底を見せるかとおもうと直ぐに船橋の突端しか見えなくなる程のうねりが続く、
しかし夏は打って変わり穏やかな波がゆったりと打ち寄せて来るのだが離岸流が強く殆どの海岸は遊泳禁止である、
しかし遠浅なので潮の引いた時間に膝上くらいまで波に浸かって足で砂を掘って行くと大きな貝がとれた、
未だ子供の頃は胸近くまで入って行って体を冷やしたがそれでも足元は見得るほど水は綺麗だったが40歳の頃行ったらもうその透明度は無くなっていた。
海水浴場は遠州灘に流れ込む河口部に幾つか有る、中学の頃行っていたのは大田川と言う川が流れ込む「国安」と言う海岸だった、当時は藤枝から袋井まで軽便鉄道と言う路線が有ってそれで行った。
遠州鉄道か駿河鉄道(静岡鉄道)だったと思うが本当に小さな列車でトロッコをジーゼル機関車が引っ張っている様な電車でそれが田園の中をトコトコト走る、
海水浴に行った頃の列車は2両連結だったが車両の間に扉は無い、友人と試しに走行中の箱から飛び降りて前の箱に移って見たが間に有った位のんびりとした列車だった、
もう廃線になって随分経つ、今あの列車が走っていたら観光として結構面白いんじゃないかと思うが採算が合わないか。
この廃線より遅れて浜岡原発は出来た、景観を極端に変える様な建物ではないが万が一の事が有ったらあの景色は全て立ち入り禁止になるんだろうなと思っていたので今回の措置は自分としては大歓迎だ、
今日の東京新聞に東大内ベンチャー企業が新しい太陽電池を開発したと言うニュースが出ていた、コストは従来の半分で能力は1.5倍から2倍だという、
パフォーマンス/コストで言うと4倍近いらしい、この際一般住宅は自然発電で戸別に賄いパワーの要るモーター関連だけ電力会社から購入する位にすれば電力自由化を待つまでも無くライフラインを人質に取られる事も無くなるだろう、
政府は電力維持の為と言う理由で電力会社に多額の資金を注ぎ込むならその金で各戸別に再生可能エネルギーのシステムを配布した方が安全且つ安上がりだろう、送電コストはゼロだし今回の様な災害でも殆どは機能は維持される、一度何誰かコストの計算をして貰いたい物だ、