梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

職権乱用以前の問題

2011-12-10 13:12:25 | 雑記
複数の高速サービスエリアトイレに不審物が置かれたと言うニュースが有った、11ヶ所のトイレに41個の不審物が置かれたのだがその日のうちに63歳と61歳の夫婦が出頭して来た、
置かれたのは木工用の接着剤だった様だが目的が全く解らない事件だった、しかし私が気になったのは出頭して来た夫婦を「建造物侵入」で逮捕したと言う部分だ、
「61歳の妻を・・」と言うニュースだったが公衆用の女子トイレに女性が入った事を「建造物侵入罪」と言うのは実に妙な話だろう、
出頭してきたのだから逃亡の心配は無い、そのまま取調べになるのなら解るのだがなぜ「逮捕」だったのだろうか、確かに大変な騒ぎになったのは何らかの罪に問われるのは当然だが問題は逮捕する為に罪を作ると言う方法だ、
警官が「我々が捕まえる気になればどんな者でも捕まえる事は簡単だ」と言う事は昔から聞いたが現行犯以外でを逮捕するには逮捕状が必要だったのではないのか?女子トイレに何かを持って(其れも自供によってだが)トイレに入った事を「建造物侵入罪」になると言うのはこじつけにもなら無いだろう、
この夫婦を助けろと言うことではなく簡単に「法律」を拡大適用されるのは極めて危険だと言うことだ、
まさしく前文のごとく「捕まえる気になれば誰でも捕まえられる」と言うことは法治国家とは言えないだろう、この体質が冤罪や捏ち上げ事件の根っこにありそうな気がする
この逮捕状が検察で発行されたとすれば我々は安心して生活出来ない、今回は出頭してきてのだが警察機構が捕まえようと思ったら取り敢えず逮捕することは実に簡単な事だということだろう。
この事は「職権濫用」とは違う次元の問題だ、説明も無く「当然の事」として拡大されて行けば安心して生活する事は出来なくなる、有識者の判断を是非教えて貰いたい