梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

教育者の資質

2011-12-07 18:01:15 | 雑記
橋下大阪市長の誕生で話題になってきたのは国歌斉唱と起立の話だ、
卒業式、入学式で教師の一部が国歌斉唱をしないだけでなく起立も拒否すると言う問題に彼は明確に「職務規定に違反しているから懲戒もある」とした、この件で彼らを支援する団体が抗議をしているが私としては橋下氏に賛成である、
国旗や国家に関してどう言う信条が有ろうとも式次第で「起立、国歌斉唱」が決められている、教育委員会も国民の意識発揚として国歌斉唱と国旗掲揚を起立して行うと言う決まりになっている、
その決まりが自分の信条と合わないから自分は立たないと言うのは全く児戯に等しい、
この理論で行けば生徒が「制服を共用するのは個人の自由を奪っているから」と私服で登校する事や金髪でピアスをしてきても彼若しくは彼女の信条に沿った意思の表現だと言う事になる、
国旗の日の丸は戦争を連想させる、と言うのは戦争体験の有る人達なら解らないでもないが今回の騒ぎの人達は終戦後の生まれの筈である、昭和15年生まれでも敗戦当時はやっと5歳だ、それでも現在の年齢は73歳になる、現役教師であるはずは無い、日の丸で戦争を、君が代で天皇陛下万歳を思い出す年代では有り得ない、
仮に過去の我が国民がアジア諸国に与えてきた苦しさを反省すると言うなら国旗や国歌の問題ではないだろう、もし其れがシンボルとして納得出来ないと言うならその事を社会に広く問うて賛同者を集め署名活動や論議の場を起こし、
日本人が統一意見として認識していると言う事を証明し「斯様な意見集約が出来たので国旗の日の丸と君が代はやめて貰いたい」と言うのが筋だ
まさか「国旗も国歌も軍国主義に繋がるから不要だ」とまでは言うまい、国際的にも国旗は識別として海洋法で明らかに決められているのだ。
教育の場は知識を詰め込むだけの所ではない、詰めこんだ知識を知恵として行く事を教育と言う、詰め込むだけで取り出す方法を教えていないから社会適合が不得手な人間が多くなる、
学校は家庭と一緒に一般社会常識と言う物を植え付けるのも教育の重要な役割なのだ、
「決められた事は守らなければ行けない」と言うのは常識以前の問題なのだがその教師たる者が教育法で決められた事が「自分の信条に合わないから守らない」とするとこの重要で基本的な教育が全く出来ないと言う事になるだろう、
教師と言う職業が大変なのは解るが大学を卒業して一般社会の常識、「外に7人の敵が有る」と言う社会を全く通らずずっと子供の世界に居る、教員室の上下関係以外はずべて幼い子供たちだ
無論モンスターペアレントと言われる父兄も居る様だがそれに対処できるわけも無い、彼らは「お山の大将」でしかないのだ、社会ではこんな身勝手な理屈を言う人間は居ないし通らない