岸田内閣が「資産格差の是正・所得倍増計画」を打ち出して所信表明演説を行った、
しかし今回発表したのは「資産所得倍増計画」となった、
「所得を倍増し資産格差を無くす計画」ではなく「新自由経済主義」に沿って「資産が所得を倍増する為の計画」となった、
資産所得倍増は「資産のある者、富める者の所得を倍増し、資産を更に増やす政策」と言う政策だ、
元々資産がない経済層が国民の大半どころか9割に近づいて資産格差が開いてしまったという事を是正するのが目的だった筈だがこれでは「格差増大計画」である
大半の国民は投資に回し、資産の運営が出来るような状況にはない、一番精力的に生きるべき40代以下の年収は450万程度だが一部の高額資産家の年収が数十億を超えるため平均値を押し上げているだけで人数配分で行けば中央値は300万超、その下となれば250万適度である、この金額で預貯金などあるわけもない、
細田議員が言った「高々100万程度」は月収でしかもその他歳費が200万も有っても「高々年収3千万、企業経営者は億を超える人も多い」そうだがこれが格差でないわけは無い、
そして「保有資産を投資運営して所得を倍増する政策」は生産して所得を上げるのではなく投資言わば貸し付けて利益を得るという政策で「国民総生産」で言えば海外投資でない限りGDPには貢献しない。
要するに国内の資産を集中させるための政策だという事は経済官僚からも「格差を更に広げる政策だ」という意見が出ている位である、
資産所得を倍増させる政策を取るならまず所得を得るための資産を国が配らなければ国民の為の政策とは言えない、
自由競争は同じ体力と環境の下で同じスタートラインから始めなければ自由競争ではない
王子に生まれた事を疑問に出家した仏陀を知れというのは無理だが名作童話「乞食王子」でも読むが良い、
今の自民党政策はまだ封建時代の政の方が上品だ、