梟の独り言

色々考える、しかし直ぐ忘れてしまう、書き留めておくには重過ぎる、徒然に思い付きを書いて置こうとはじめる

敵基地攻撃能力は日本を危険な状態にする

2022-06-02 10:33:54 | 雑記
海ほたる


アメリカに多連装長距離砲を供給してほしいと言うウクライナの要請をアメリカは断固として断った、
理由は「ロシアまで届く射程の兵器は第三次世界大戦への切っ掛けになる」というものだった、
自民党は「敵基地攻撃能力のある兵器が防衛のためには不可欠だ」と言っている、
しかし、アメリカは「敵基地直接攻撃は取り返しのつかない事態を招く」とはっきり言っているのだ、
ウクライナには「供与」である、ロシアにしたら無償供与したアメリカを「戦争対象国」とし米露戦争と認定すると第三次世界大戦になってしまう事を恐れているのだ、
日本には単純に兵器の売買の結果という事で日本がロシア領土あるいは中国等に直接攻撃をしてもアメリカは直接は関与しないと言うことでもある、
その場合同じような考え方であれば「武器の供与」は出来ない、という事でさらに言えば米軍が直接攻撃を受けなければ戦闘に加わることはできないという事でもある
「日本の安全のためには敵基地攻撃能力の配備」は現状の日米安全保障条約の範疇では意味が無いどころか日本と仮想敵国との緊張を深めるだけの措置だという事をウクライナの多連装長距離砲の要請に対するアメリカのスタンスをはっきりと示している。
仮に北海道が侵略されたとしてもアメリカ軍が乗り出すことは無いだろう、それが安全保障条約の取り決めであったとしても、
恐らく日本国内のアメリカ基地が直接攻撃されない限り「日本国領域内」での防衛戦には協力するかもしれないが公海上で戦闘になったとしても米軍は出てはこないだろう、
ウクライナ侵略戦が示したのは「敵基地攻撃能力」ではなく「領土死守戦」こそが唯一の方法であり、だからこそ世界中から支持されているという事だ
自民党内のタカ派と言われる右寄りの議員は日本を間違った方向に導いている